抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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自動車の安定した自動運転を実現するためには高精度に走行軌跡を計測する必要がある.2010年9月に宇宙航空研究開発機構(JAXA)によって打ち上げられた準天頂衛星「みちびき」のL1-SAIF信号補強による公称精度は1m程度であり,単独測位としては良好な精度といえるが,自動運転のための走行センサとしての要求精度を満足しない.本研究の一環において,水平誤差が,従来の単独GPS測位精度に対し,L1-SAIF補強信号によって実測位精度が向上している研究結果を得た.この研究成果を活用し,L1-SAIF信号による補強により,サブメータ級の精度を有する点及び単独測位特有のロバスト性に着目し,「測位精度を受信機側で更に信号処理する」ことにより自動走行センサとしての要求精度(約0.2m)まで向上させるアルゴリズムの実用性についての基礎研究を行った.