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J-GLOBAL ID:201202206599769271   整理番号:12A1378616

減少したホスファチジルイノシトール4,5-ビスリン酸合成は内耳Ca2+シグナル伝達および高周波聴力取得を損なう

Reduced phosphatidylinositol 4,5-bisphosphate synthesis impairs inner ear Ca2+ signaling and high-frequency hearing acquisition
著者 (24件):
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巻: 109  号: 35  ページ: 14013-14018  発行年: 2012年08月28日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ホスファチジルイノシトール4,5-ビスリン酸(PI(4,5)P2)の産生に寄与する1γ型PIPキナーゼ(PIPKIγ)をヘテロに持つ(PIPKIγ+/-)マウスの聴力を,聴性脳幹反応を記録することで評価した。野生型マウスと比較したとき,PIPKIγ+/-マウスは高周波音に対する聴力閾値が顕著に増加していた。これらのマウスの蝸牛の非感覚性細胞では,ATP依存的な細胞内Ca2+波,細胞内遊離Ca2+濃度振幅および自発的Ca2+濃度過渡応答の減少が認められた。さらに,Ca2+シグナルにより調節することが報告されているコネキシン26(Cx26)およびCx30の転写も減少していた。PIPKIγ+/-マウスでは,蝸牛の非感覚性細胞におけるPI(4,5)P2を介したCa2+シグナル伝達が減少することで,高周波聴力取得が失われていると結論付けた。
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分類 (2件):
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耳鼻咽喉科の基礎医学  ,  細胞生理一般 

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