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J-GLOBAL ID：201202206651119515   整理番号：12A0910964

タウング(Australopithecus africanus)の前頭縫合と類人脳進化でのその意義

Metopic suture of Taung (Australopithecus africanus) and its implications for hominin brain evolution

著者 (5件)： FALK Dean (School for Advanced Res., NM) ,  FALK Dean (Florida State Univ., FL) ,  ZOLLIKOFER Christoph P. E. (Univ. Zuerich, Zurich, CHE) ,  MORIMOTO Naoki (Univ. Zuerich, Zurich, CHE) ,  DE LEON Marcia S. Ponce (Univ. Zuerich, Zurich, CHE)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 22  ページ： 8467-8470  発行年： 2012年05月29日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： タウングにおける前頭縫合のタイミングに関して化石比較,実際のデーターを基に論じた。大型類人猿では前頭縫合は出生後すぐに融合し,タウングのような未融合前頭縫合は稀であった。ヒトでは前頭縫合は出生後融合するが,部分融合,未融合前頭縫合の頻度も高かった。前頭縫合が遅れて起きる現代人様パターンは類人初期進化過程において適応的で,融合遅延への選択圧は3つの周産期個体発生の側面によると考えられた。その側面として,頭の大きな新生児の産道からの誕生の困難さ,出生後脳初期成長速度の速さ,前頭新皮質の再構成,拡大を挙げた。

シソーラス用語： 顔 ,  化石人類 ,  前頭葉 ,  大脳皮質 ,  変異 ,  *生物進化 ,  *頭蓋骨 ,  サル ,  ヒト
準シソーラス用語： 選択圧 ,  前頭 ,  前頭皮質 ,  *脳進化 ,  類人猿

分類 (2件)： 骨格系  (EJ10030R) ,  進化論一般  (EC03010Q)

タイトルに関連する用語 (4件)： 前頭 ,  縫合 ,  類 ,  脳進化