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J-GLOBAL ID：201202206677342069   整理番号：12A0368400

風荷重を想定した鉛プラグ入り積層ゴムの長時間加振実験

LONG-DURATION LOADING TEST ON LEAD RUBBER BEARINGS CONSIDERING WIND LOAD

著者 (7件)： 高岡栄治 (鹿島建築管理本部) ,  竹中康雄 (鹿島建築設計本部) ,  近藤明洋 (鹿島建築設計本部) ,  引田真規子 (鹿島技術研究所) ,  片村立太 (鹿島技術研究所) ,  飯場正紀 (建築研究所構造研究グループ) ,  大熊武司 (神奈川大学)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 18  号： 38  ページ： 61-66 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉛プラグ入り積層ゴム(LRB)を対象として,風荷重下におけるクリープ特性や温度上昇の影響等を把握することを目的とし,長時間加振実験(通常の設計範囲を想定した正弦波加振実験,実際の強風を想定した風応答波加振実験,風応答解析に実験値を直接用いるリアルタイムオンライン応答実験の3種類)を実施した。その結果,1)実験結果より,クリープ変形や残留変形を含めた,比較的小振幅のLRBの履歴特性が得られること,2)クリープ変形は加振に伴い増大するが,水平荷重が降伏荷重を超えるケースでは,入力波の平均成分がゴム部の水平剛性による荷重と概ね釣合う水平変形に収束すること,3)加振終了後8時間経過した後の残留変形は,強風が漸減することを想定した加振を行ったケースを含め,20mm程度に収束すること,などが分かった。

シソーラス用語： *免震構造 ,  *風荷重 ,  積層ゴム ,  振動試験 ,  クリープ ,  昇温 ,  正弦波 ,  風応答 ,  応答解析 ,  実時間処理 ,  オンライン制御 ,  残留歪 ,  振幅 ,  ヒステリシス ,  水平荷重 ,  終局荷重 ,  剛性 ,  水平変位 ,  応力歪特性 ,  曲線 ,  数値解析 ,  温度変動
準シソーラス用語： 鉛プラグ入り積層ゴム ,  温度上昇 ,  荷重-変形曲線 ,  水平剛性

分類 (1件)： 建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P)

引用文献 (9件)：

• 1) 仲村崇仁、竹中康雄、池永雅良、鈴木雅靖、河内山修、吉川和秀:高層免震建物の風応答におけるLRBの健全性に関する研究(その1)LRBの風荷重時刻歴加振、日本建築学会大会学術講演梗概集B-2、pp.489-490、2003.9.
• 2) 河内山修、竹中康雄、池永雅良、鈴木雅靖、仲村崇仁、吉川和秀、金子修平:高層免震建物の風応答における LRBの健全性に関する研究(その2)積層ゴムの一定および正弦波加力実験、日本建築学会大会学術講演梗概集B-2、pp.491-492、2003.9.
• 3) 竹中康雄、飯塚真巨、鈴木雅靖、吉川和秀、山田和彦:鉛プラグ型積層ゴムのクリープ性を考慮した高層免震建物の風応答簡易評価法:日本建築学会構造系論文集、No.561、pp.89-94、2002.11.
• 4) 清水建設株式会社、株式会社小堀鐸二研究所、社団法人日本免震構造協会:国土交通省平成21年度建築基準整備促進補助金事業「12免震建築物の基準の整備に資する検討」報告書、平成22年3月.
• 5) 鈴木雅靖、竹中康雄、近藤明洋、飯場正紀、大熊武司、松井正宏:高層免震建築物の風応答時刻歴解析による検討(その1対象免震建物と風力波形評価)、日本建築学会大会学術講演梗概集B-2、pp.277-278、2010.9.

タイトルに関連する用語 (5件)： 風荷重 ,  想定 ,  鉛プラグ入り積層ゴム ,  長時間 ,  加振実験