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J-GLOBAL ID：201202206706274582   整理番号：12A0684075

不均質岩盤の巨視的透水係数設定方法に関する考察

A STUDY ON EFFECTIVE HYDRAULIC CONDUCTIVITY OF HETEROGENEOUS POROUS MEDIA

著者 (2件)： 本島貴之 (大成建設株式会社 原子力本部原子力技術第三部) ,  佐々木泰 (日本原燃株式会社 埋設事業部開発設計部)
資料名： 土木学会論文集 C(地圏工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. C (Geosphere Engineering) (Web))
巻： 68  号： 2  ページ： 239-250 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0104A  ISSN： 2185-6516  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 岩盤の透水性が不均質な場に対して連続体モデルを用いて地下水流動解析を行う際には,透水係数の代表値として巨視的透水係数を設定する必要がある.一方,原位置試験によって算出される透水係数の分布は,同じく岩盤の不均質性に起因して実際の岩盤の透水係数分布よりも大きく計測される.そのため大きく計測される原位置試験の結果から岩盤の透水係数分布を適切に推定した上で巨視的透水係数を設定する必要がある.本論文では確率有限要素法を利用した逆解析によって岩盤の透水係数分布を推定し,巨視的透水係数を設定する手法を提案し,数値実験によって妥当性の検討を行った.さらに,サンプルデータを対象とした巨視的透水係数推定例を提示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *透水係数 ,  モデル ,  流動解析 ,  有限要素法 ,  原位置試験 ,  岩盤 ,  不均一性
準シソーラス用語： 確率有限要素法 ,  *不均質岩盤 ,  連続体モデル ,  逆解析

分類 (1件)： 透水性,浸透水,土中水  (RA03040E)

引用文献 (24件)：

• 1) Dagan, G. : Analysis of flow through heterogeneous random aquifers by the method of embedding matrix. 1. Steady flow, Water Resources Research, Vol. 15, No. 1, pp. 17-43, 1981.
• 2) Dagan, G. : Stochastic Modeling of Groundwater Flow by Unconditional and Conditional Probabilities 1. Conditional Simulation and the Direct Problem, Water Resources Research, Vol. 18, No. 4, pp. 813-833, 1982.
• 3) 下茂道人,亀村勝美:測定値における分布を考慮した岩盤の平均透水係数の予測手法について,第7回岩の力学国内シンポジウム講演論文集,pp. 229-234, 1987.
• 4) Rubin, Y. : Applied Stochastic Hydrogeology, Oxford University Press, 2003.
• 5) 土木学会エネルギー委員会:余裕深度処分の安全評価における地下水シナリオに用いる核種移行評価パラメータ設定の考え方,土木学会,pp. 116-146, 2008.

タイトルに関連する用語 (3件)： 不均質 ,  岩盤 ,  透水係数