抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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認知評価は価値のある臨床技能の一つで、認知機能障害をスクリーニング検査し、違う疾患を分別することが出来るだけではなく、疾患の深刻さ及び進行をも評価できるため、広範に応用されている[1]。認知評価のツールがたくさんあるが、評価にかかる時間が異なり、評価の目的と時間でツールを選択する[1]。ミニメンタルステート検査(Mini Mental State Examination, MMSE)、6項目認知欠損試験(6 item cognitive impairment test, 6CIT)、時計描画テスト(Clock Drawing Test, CDT)などの簡易尺度は、便利で簡単に実施できる。こういったツールの大半はスクリーニング検査テストで、広く応用されているが、天井効果と床面効果が出やすく、しかも、認知評価は不完全で、軽度認知機能障害に対する検出感度が低いなどの問題点がある。包括的神経心理検査バッテリーは、認知機能レベル、認知機能障害の領域及び障害の深刻さについて全面的に評価することができるが、検査に時間がかかり、被験者を疲労させやすく、臨床での評価に不便で、かつ高齢者の認知機能障害の評価に不利といった点がある[1]。だから、簡易で便利、実施しやすく、且つ認知機能を全面的に評価できるツールは応用価値が高い。神経心理検査RBANS(Repeatable Battery for the Assessment of Neuropsychological Status, RBANS)は1998年にRandolph等によって設計された神経心理スクリーニングテストで、高齢者の認知機能の病的低下を識別できるし、一般の人の神経心理機能のスクリーニング検査もできる。現在、国外では認知機能のスクリーニング検査と研究に当該検査を広く使われているが、中国国内での応用はまだ少ない。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST