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J-GLOBAL ID:201202206969656005   整理番号:12A0985647

生体肝移植後の血栓性微小血管障害症様障害:日本の単一施設における経験

Thrombotic microangiopathy-like disorder after living-donor liver transplantation: A single-center experience in Japan
著者 (23件):
資料名:
巻: 17  号: 14  ページ: 1848-1857  発行年: 2011年 
JST資料番号: C2580A  ISSN: 1007-9327  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 英語 (EN)
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【目的】移植分野において血栓性微小血管障害症(TMA)は稀であるが,命にかかわる合併症であることから,肝移植におけるTMAについて調査する。【方法】生体肝移植(LDLT)を施行した患者合計206例を評価し,7名のレシピエントでTMA様障害(TMALD)を認めた。【結果】これらのTMALDレシピエントは,他の199例に比して転帰不良であった。2例のTMALDレシピエントは回復したが,他の5例は血漿交換(PE)の反復および再移植を含む集中治療にもかかわらず最終的に死亡した。LDLT後肝生検の病理組織学的分析の結果,転帰によって明らかな違いがみられた。ジスインテグリン様ドメインおよびトロンボスポンジンタイプ1モチーフ(ADAMTS-13)を有するメタロプロテイナーゼに対する抗体の定性分析は,全例が陰性を示した。微小出血斑と血小板数は,LDLT後TMALDを疑う早期マーカーであった。von Willebrand因子(vWF)およびADAMTS-13の絶対値はTMALDを必ずしも反映しないが,vWF/ADAMTS-13比は全例で明らかな診断価値を認めた。TMALDに対する適切な治療(ADAMTS-13補給のためのPEまたは阻害性抗体に対する治療など)は,症例ごとに決定すべきである。【結語】確実なマーカーによるTMALDの早期発見に基づく妥当な治療の最適な誘導は,LDLT後TMALDに大きな利益をもたらす。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (1件):
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消化器の基礎医学 

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