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J-GLOBAL ID：201202206999776234   整理番号：12A0712179

クリンカー中のTiO₂がクリンカー鉱物組成およびセメントの物性に及ぼす影響

INFLUENCE OF TITANIUM OXIDE ON THE MINERAL COMPOSITION AND THE PROPERTIES OF CEMENT

著者 (4件)： 茶林敬司 (トクヤマ) ,  中村明則 (トクヤマ) ,  加藤弘義 (トクヤマ) ,  佐田香織 (トクヤマ RC研)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
号： 65  ページ： 203-208  発行年： 2012年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： セメント産業では,様々な廃棄物をセメント製造の原燃料として有効利用することで,資源循環型社会に貢献している。原燃料に使用する廃棄物の使用量の増加とその種類の多様化により,クリンカー中に持ち込まれる廃棄物由来の少量成分が,増加・多様化することが予想される。これら少量成分の増加が,クリンカー組成やセメント物性へ与える影響を,事前に把握することが重要である。本研究では,クリンカーの鉱物組成の異なる場合の,TiO₂が及ぼす影響について検討した。その結果,TiO₂がクリンカーの鉱物組成やセメントの物性に及ぼす影響は,クリンカー組成にかかわらず,同様な傾向を示すことが分かった。初期水和や流動性への影響は,リートベルト解析によるアルミネート相量で整理でき,強度発現性への影響は,リートベルト解析によるエーライト量で整理できることを確認した。

シソーラス用語： 構造物 ,  コンクリート構造 ,  モルタル ,  *セメント ,  産業廃棄物 ,  社会 ,  循環 ,  *資源再生 ,  *セメントクリンカ ,  *鉱物組成 ,  *物理的性質 ,  強度発現 ,  水和 ,  Rietveld法 ,  エーライト ,  アルミン酸塩 ,  流動性 ,  コンクリート構造物
準シソーラス用語： 資源循環型社会

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  セメントの性質・分析  (YC05040F)

引用文献 (13件)：

• 1)白坂徳彦、沢木大介、内川浩:クリンカー鉱物組成とセメントの水和に及ぼすリンの影響、セメント・コンクリート論文集、No.50、 pp.8-13(1996)
• 2)金谷宗輝ほか:クリンカーの品質に及ぼすリンの影響、セメント・コンクリート論文集、No.53、pp.10-15(1999)
• 3)箱島順一郎、久米美穂子:リン、マグネシウムなどの少量成分がクリンカー鉱物のキャラクターに及ぼす影響、セメント・コンクリート論文集、No.53、pp.16-2(1999)
• 4)K. Shimosaka et al. :Influence of phosphorus oxide in clinker on the properties of clinker and cement, Cement Science and Concrete Technology, No.58, pp.2-9 (2004)
• 5)K.Shimosaka et al. :Influence of sulfur oxide in clinker on the properties of clinker and cement, Cement Science and Concrete Technology, No.56, pp.9-16(2002)

タイトルに関連する用語 (6件)： クリンカー ,  TiO2 ,  クリンカー鉱物 ,  組成 ,  セメント ,  物性