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J-GLOBAL ID:201202207130332472   整理番号:12A0268130

代替励起化学種として1,4-ベンゾキノンを用いる鉛(II),カドミウム(II)及び亜鉛(II)イオンのストリッピングボルタンメトリーの酸化還元電磁流体力学的増強

Redox magnetohydrodynamics enhancement of stripping voltammetry of lead(II), cadmium(II) and zinc(II) ions using 1,4-benzoquinone as an alternative pumping species
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巻: 137  号:ページ: 424-431  発行年: 2012年01月21日 
JST資料番号: A0392A  ISSN: 0003-2654  CODEN: ANALAO  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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水銀薄膜被覆ガラス状炭素電極を用いるアノーディックストリッピングボルタンメトリー(ASP)応答を増強するため,酸化還元電磁流体力学(MHD)と組合せた示差パルスアノーディックストリッピングボルタンメトリー(DPASV)を使用した。酸化還元MHDによってASVを増強するためHg2+とFe2+の代わりに痕跡量金属イオン分析を増強する代替励起化学種として20.0mmol/lの1,4-ベンゾキノンを用いることによって感受性を少なくともファクタで2(磁場強度:1,2T)に増し,促進した。1,4-ベンゾキノンの主な利点は水銀に比較して毒性の少なさである。磁場とイオン流束の交差生成物が形成したMHD力は析出段階間の溶液の対流を増強し,分析物の電極表面への物質輸送を増強し,水銀薄膜中の予備濃縮量を増加する。それゆえ,磁石なしで行なった分析と比較して一層大きなASVピークと改良感受性を得た。pH,1,4-ベンゾキノン濃度,蓄積電位及び時間も調べた。それぞれ0.05,0.09及び2.2ng/mlのCd(II),Pb(II)及びZn(II)イオンの検出限界を65sの蓄積時間で達成した。天然水標準物質,河川水,湖沼水,合成海水,温泉水及び水道水とヒト唾液中のCd(II),Pb(II)及びZn(II)イオンの分析に満足できる結果でもって方法を使用した。
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