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J-GLOBAL ID：201202207154298755   整理番号：12A1110789

集光性複合体中の長寿命コヒーレンスの起源

Origin of Long-Lived Coherences in Light-Harvesting Complexes

著者 (5件)： CHRISTENSSON Niklas (Univ. Vienna, Vienna, AUT) ,  KAUFFMANN Harald F. (Univ. Vienna, Vienna, AUT) ,  KAUFFMANN Harald F. (Vienna Univ. Technol., Vienna, AUT) ,  PULLERITS Tonu (Lund Univ., Lund, SWE) ,  MANCAL Tomas (Charles Univ. Prague, Prague, CZE)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 116  号： 25  ページ： 7449-7454  発行年： 2012年06月28日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Fenna-Mathews-Olson(FMO)蛋白質色素複合体の二次元電子スペクトルにおける長寿命振動子特徴を説明するため振電励起モデルを適用した。これらの振動は複合体の非局在化エネルギー固有状態間の電子コヒーレンス徴候として解釈され,それらの緩速脱位相はクロロソームアンテナと反応中心間のエネルギー移動効率を増強できることが議論されている。実験的に決定したパラメータと非相関部位エネルギーゆらぎを用い,モデルは実験結果と良く一致する77Kで1.3psの脱位相時間を有する振動を予測した。これらの長寿命振動は同じ色素に関する振動励起からの主たる寄与を有する振電励起子状態のコヒーレント重ねあわせから生じる。振動は強い振電特性を有する遷移に小さなHuang-Rhys因子にも拘らず顕著な強度を与える励起子強度借りによる大きな振幅を得た。純粋に電子コヒーレンスが200fs時間規模で減衰することを見いだした。

シソーラス用語： *光化学系 ,  コヒーレンス ,  *タンパク質複合体 ,  *電子スペクトル ,  寿命 ,  振動子 ,  ゆらぎ ,  *デフェージング ,  励起子 ,  振電相互作用 ,  重合せ ,  コヒーレント状態 ,  振動励起 ,  電子状態 ,  固有値 ,  電子構造 ,  反応中心【光合成】 ,  エネルギー移動 ,  フェムト秒 ,  ピコ秒 ,  経時変化 ,  時間依存性 ,  分子集合体 ,  紫外可視吸収スペクトル
準シソーラス用語： クロロソーム ,  ゆらぎ現象 ,  固有状態 ,  時間規模 ,  集光性蛋白質複合体 ,  集光性複合体 ,  振電状態 ,  脱位相 ,  長寿命 ,  非局在化 ,  分子凝集体

分類 (2件)： 光合成  (EB10020I) ,  有機化合物の可視・紫外スペクトル  (BM08085G)

タイトルに関連する用語 (4件)： 集光性複合体 ,  長寿命 ,  コヒーレンス ,  起源