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J-GLOBAL ID：201202207171827419   整理番号：12A1030282

早期反射が双耳キューに及ぼす影響

The impact of early reflections on binaural cues

著者 (2件)： GOUREVITCH Boris (Equipe Audition, Dep. d’Etudes Cognitives, Ecole Normale Superieure, 29, rue d’Ulm, 75005 Paris, FRA) ,  BRETTE Romain (Equipe Audition, Dep. d’Etudes Cognitives, Ecole Normale Superieure, 29, rue d’Ulm, 75005 Paris, FRA)
資料名： Journal of the Acoustical Society of America  (Journal of the Acoustical Society of America)
巻： 132  号： 1  ページ： 9-27  発行年： 2012年07月 
JST資料番号： C0249A  ISSN： 0001-4966  CODEN： JASMAN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 動物は,音がいくつかの経路を経て2つの耳に到達する乱雑な聴覚環境に住んでいる。反射によって音像定位は困難になるが,聴覚系は最初の波面を分離し,後続の信号を抑制することによってこの問題を処理すると考えられている。しかしながら多くの状況において,反射の到着が早すぎて抑制ができない,例えば小動物における地表からの反射である。本論文では反射表面の現実的モデルおよび頭部による回折の球状モデルを使い,音像定位の双耳キューに対するこれらの早期反射の意味合いを検証した。各耳における直接および反射信号の融合によって,周波数の関数として双耳キューにおける干渉パターンが生じる。これらのキューは直接および反射信号間の遅れ,従って音源の空間的位置に関連する周波数において最大限に修正される。従って自然の双耳キューは無響キューと相違する。特に両耳間時間差の範囲は無響環境よりもかなり大きい。反射面の特性が既知で安定している場合,例えば地表における反射の場合には,反射は距離および極角に対する双耳キューに寄与する可能性があると考えられる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *音像定位 ,  音波反射 ,  双耳聴 ,  波及効果 ,  表面 ,  頭部 ,  音波回折 ,  モデリング ,  音波干渉
準シソーラス用語： 音響キュー ,  早期反射 ,  反射表面

分類 (1件)： 聴覚  (EJ13030M)

タイトルに関連する用語 (3件)： 早期 ,  耳 ,  キュー