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J-GLOBAL ID:201202207213216741   整理番号:12A0956246

複合体Iの阻害はシクロフィリンDによりマスクされたリン酸感受性阻害部位によるミトコンドリア透過性遷移を調節する

Inhibition of complex I regulates the mitochondrial permeability transition through a phosphate-sensitive inhibitory site masked by cyclophilin D
著者 (14件):
資料名:
巻: 1817  号:ページ: 1628-1634  発行年: 2012年09月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ミトコンドリア透過性遷移孔(PTP)の阻害は酸化ストレス誘導細胞死の防止に有効な方法であることが判明しており,孔は医薬の細胞標的である。低レベルのシクロスポリンAミトコンドリア標的シクロフィリンDを発現した組織ではロテノンによる複合体Iの阻害はPTP阻害にシクロスポリンAより有効であり,ロテノンがPTPに影響しない組織ではシクロフィリンDを高レベルで発現していてシクロスポリンAに感受性である。ロテノンのPTP阻害効果における複合体Iの調節役割と同様,PTP阻害の必要な後者の濃度は呼吸阻害に必要な濃度と一致し,抗糖尿病薬メトホルミンと同様の効果があり,一部複合体Iを阻害した。(i)シクロフィリンDの遺伝子除去又はシクロスポリンAとの置換によりロテノンに抵抗性の組織のロテノンによるPTP阻害が回復した。(ii)ロテノンはリン酸がないとPTPを阻害しせず,シクロスポリンAの阻害効果にリン酸が必要であることに類似していた[Basso et al.(2008)J.Biol.Chem.283,26307-26311]。ロテノン又はメトホルミンによる複合体Iの阻害及びシクロフィリンDのシクロスポリンAへの置換は共通機構によりPTPに影響し,細胞はシクロフィリンDの発現調節により複合体I阻害に対するPTP応答を調節することを示した。これはin vivoでの細孔調節の関与の所見である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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酵素一般 

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