抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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自然には2つの異なるアンギオテンシンII(ANG II)ペプチドがある。ヒト型(ANG II)とウシ型(ANG II
*)である。これらの8アミノ酸ペプチドは5位置のみが違っていて,ウシ型ではバリンがイソロイシンに代わっている。今のところ調べた種のすべてで存在する。これらのアミノ酸は炭素の1原子のみが異なっている。この違いはきわめて小さいので,どのANG IIもウシまたはヒト抗体と相互作用し,アポトーシス検出の普遍的方法を作ることができる。ANG II濃度は非アポトーシス組織に比べ,アポトーシス組織では実質的に高レベルである。ANG II蓄積は,DNA損傷,突然変異,発癌および細胞死を引き起こす。著者らは,ウシ抗血清を普遍的アポトーシス検出に用いることができることを示した。2010年,アポトーシス検出の世界的市場は200億ドルの大台に達し,毎年有意に増加している。最も商業的に有用な方法は,アネキシンVおよびTUNNELと関連している。ANG IIを基にした著者らの新しい方法は,今まで使われてきた方法に比べ医師および科学者により広く知られている。著者らのアプローチは,アポトーシス活性を評価する,低費用で利用しやすい感度の高い新しい代替法を提供するものである。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
