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J-GLOBAL ID：201202207243652961   整理番号：12A0718068

フェオメラニンに基づく着色を伴う鳥類における白内障の高い伝播

High prevalence of cataracts in birds with pheomelanin-based colouration

著者 (4件)： GALVAN Ismael (Lab. d’Ecologie, Systematique et Evolution, CNRS UMR 8079, Univ. Paris-Sud 11, Batiment 362, F-91405 Orsay Cedex, FRA) ,  ERRITZOE Johannes (Taps Old Rectory, DK-6040 Christiansfeld, DNK) ,  WAKAMATSU Kazumasa (Dep. of Chemistry, School of Health Sciences, Fujita Health Univ., Toyoake, Aichi 470-1192, JPN) ,  MOLLER Anders P. (Lab. d’Ecologie, Systematique et Evolution, CNRS UMR 8079, Univ. Paris-Sud 11, Batiment 362, F-91405 Orsay Cedex, FRA)
資料名： Comparative Biochemistry and Physiology. A. Molecular & Integrative Physiology  (Comparative Biochemistry and Physiology. A. Molecular & Integrative Physiology)
巻： 162  号： 3  ページ： 259-264  発行年： 2012年07月 
JST資料番号： C0461B  ISSN： 1095-6433  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 脊椎動物の眼の水晶体は網膜に集光する。それゆえに,水晶体明澄度の維持は適切な視覚機能に必要である。しかしながら,水晶体蛋白質の酸化的損傷は混濁及び水晶体機能障害,いわゆる白内障をもたらす。したがって,抗酸化剤は白内障発生の回避に役割を果たす。フェオメラニンはメラニンの主要型であり,それの合成は抗酸化剤グルタチオン(GSH)を消費する。この研究において,81鳥類種に関するデータを用いて,大量のフェオメラニンを生成する鳥類種はこれらの眼を保護するGSHの使用能を減衰し,結果的に白内障の高い伝播をもたらすとの仮説を試験した。推定したように,フェオメラニンの羽毛での比率は種を超えて白内障に侵された個体の比率と正相関した。白内障に侵された個体は生命維持に必要な活動をする能力を制限することから,フェオメラニン生成は適切な帰結をもたらすことを示唆した。これは野生動物における白内障の最初の比較研究である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *白内障 ,  *生物色素 ,  酸化防止 ,  酸化ストレス ,  種差 ,  保護作用 ,  羽毛 ,  *鳥類 ,  *酸化防止剤 ,  脂肪族アミン ,  チオール ,  脂肪族カルボン酸 ,  トリペプチド ,  含硫アミノ酸
準シソーラス用語： *フェオメラニン

分類 (2件)： 眼の基礎医学  (GP01020C) ,  生体物質一般  (EB02010G)

物質索引 (1件)： グルタチオン

タイトルに関連する用語 (5件)： フェオメラニン ,  着色 ,  鳥類 ,  白内障 ,  伝播