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J-GLOBAL ID:201202207315057281   整理番号:12A1750089

海洋における水銀の生物地球化学的な循環と政策の意味付け

Mercury biogeochemical cycling in the ocean and policy implications
著者 (7件):
資料名:
巻: 119  ページ: 101-117  発行年: 2012年11月 
JST資料番号: D0574A  ISSN: 0013-9351  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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人為起源の活動は生物圏における水銀を少なくとも3倍に増加させ,海洋面の全水銀を増加へ導いた。しかし,海水魚への影響と,このような変化の結果としてのヒト曝露の関連する傾向は明確ではない。本論文では,海洋の水における有機ならびにメチル化された水銀の種類の世界的な物質収支の理解についてレビューする。大気沈降と河川からの外部入力のみならず,モノメチル水銀(CH<sub>3</sub>Hg)とジメチル水銀((CH<sub>3</sub>)<sub>2</sub>Hg)の毎部生産について検討した。大規模な海洋循環の影響,水柱全体の水銀分布に関する垂直方向の輸送プロセス,これらが海洋の食物連鎖への生体内蓄積へいかに影響するかについて議論する。解析結果は,大気沈降が外洋系に対する無機水銀の主な発生源である一方で,海洋魚に蓄積したモノメチル水銀のほとんどが深度の浅い海水(<1000 m)中での生産に由来していることを示唆している。入手可能なデータの解析は,大気降下物の違いにより各種海盆における濃度が異なる割合で変化しており,海洋の深部の水が大気中からの水銀の入力の変化に対して緩慢な応答を示すことを示唆している。多くの生物学的曝露は海洋の浅い部分で起こっており,このため調節制御戦略により達成された大気中の水銀の入力の変化に数年から数十年の間応答してきた。マグロやメカジキのような移動性の外洋魚は多くの人間母集団にとってモノメチル水銀曝露の重要な要素であり,このため水銀の人為的な放出と関連する海洋への沈着の削減はヒト曝露とリスクの低下に帰着する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (5件):
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海洋汚濁  ,  健康被害  ,  動植物被害  ,  水銀とその化合物  ,  環境問題 
物質索引 (1件):
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