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J-GLOBAL ID：201202207408363978   整理番号：12A1663019

エンジン基本制御ソフトウェアモデルのマルチコア上での並列処理

Parallelization of Basic Engine Controll Software Model on Multicore Processor

著者 (8件)： 梅田弾 (早稲田大) ,  金羽木洋平 (早稲田大) ,  見神広紀 (早稲田大) ,  林明宏 (早稲田大) ,  谷充弘 (デンソー) ,  森裕司 (デンソー) ,  木村啓二 (早稲田大) ,  笠原博徳 (早稲田大)
資料名： 情報処理学会研究報告(CD-ROM)
巻： 2012  号： 3  ページ： ROMBUNNO.ARC-201,NO.22  発行年： 2012年10月15日 
JST資料番号： Z0031C  ISSN： 2186-2583  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自動車の安全性・快適性・環境負荷の低減を目指し,自動車制御系は年々高度化している。これに伴い,制御プロセッサには高い性能が求められるが,シングルコアの動作周波数,及び命令レベル並列性の向上が困難となり,1コアによる処理性能が限界に達したため,マルチコアへの移行が求められている。しかし,マルチコアではプログラムの並列化の困難なため,並列化プログラムの開発コスト・開発期間・信頼性等が問題となっている。本稿では従来シングルコアのみで動作していた基本エンジン制御ソフトウェアモデルのマルチコア上での並列化手法を提案する。具体的には基本エンジン制御Cプログラムをポインタ利用等に制限を加えたParallelizable Cによって記述されたプログラムに変換し,OSCAR自動並列化コンパイラにより自動並列化を行う。その結果,従来タスク粒度が細かく手動では並列化ができなかった基本エンジン制御Cプログラムを情報家電用RP2上で2コアを用いて並列実行したところ,1コアに対して1.89倍,V850 2コア上で1コアに対して2.06倍の性能向上することに成功し,エンジン制御ソフトウェアモデルのマルチコア上での並列処理が可能であることを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *制御系 ,  自動車 ,  マイクロプロセッサ ,  *マルチプロセッサシステム ,  並列化 ,  *C言語 ,  *並列処理 ,  制御プログラム ,  *プログラム変換 ,  粒度【計算機】 ,  改良 ,  性能評価 ,  内燃機関 ,  *マルチコアプロセッサ ,  自動車エンジン
準シソーラス用語： *Parallelizable C ,  *自動車制御系 ,  性能向上

分類 (4件)： 電装品  (QG03070C) ,  ディジタル計算機方式一般  (JC02010O) ,  汎用プログラミング言語  (JD03051H) ,  言語プロセッサ  (JD03040F)

タイトルに関連する用語 (5件)： 基本 ,  制御ソフトウェア ,  モデル ,  マルチコア ,  並列処理