文献

J-GLOBAL ID：201202207634572210   整理番号：12A1726111

アルコールデヒドロゲナーゼモデル反応における不均衡トンネル効果完了状態: H-トンネル効果に隠れた再混成遅延

Imbalanced tunneling ready states in alcohol dehydrogenase model reactions: rehybridization lags behind H-tunneling

著者 (4件)： HAMMANN Blake (Southern Illinois Univ., IL, USA) ,  RAZZAGHI Mortezaali (Southern Illinois Univ., IL, USA) ,  KASHEFOLGHETA Sadra (Southern Illinois Univ., IL, USA) ,  LU Yun (Southern Illinois Univ., IL, USA)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 48  号： 92  ページ： 11337-11339  発行年： 2012年11月28日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 脂肪族アルコールからアセトニトリル内の2つのカルボカチオン(NAD⁺モデル)への水素移動反応に関する二次速度論的同位体効果を,キサンチリウムイオン(Xn⁺)および9-フェニルキサンチリウムイオン(PhXn⁺)を水素受容体として評価した。それぞれに関して水素移動および重水素移動の2°KIEを求め,いずれの場合においても,トンネル効果完了状態で水素トンネル効果後に炭素の再混成が起きることが分かった。アルコールデヒドロゲナーゼモデルでは水素トンネル効果に先だって再混成が起こっており,二種類のモデル系における水素トンネル効果のための反応形状の違いが示唆された。

シソーラス用語： トンネル効果 ,  *アルコールデヒドロゲナーゼ ,  ヒドリド移動 ,  重水素化合物 ,  同位体効果 ,  酵素反応速度論 ,  酵素モデル ,  補酵素 ,  アデニンヌクレオチド ,  ニコチンアミドヌクレオチド ,  ジヌクレオチド

分類 (1件)： 酵素一般  (EB09010D)

物質索引 (1件)： NAD

タイトルに関連する用語 (5件)： アルコールデヒドロゲナーゼ ,  モデル反応 ,  均衡 ,  トンネル効果 ,  遅延