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J-GLOBAL ID:201202207710419508   整理番号:12A1116970

高度に有効な光触媒として新規なメソ多孔性ZnxCd1-xSナノ粒子

Novel mesoporous Zn x Cd1-x S nanoparticles as highly efficient photocatalysts
著者 (6件):
資料名:
巻: 125  ページ: 11-20  発行年: 2012年08月21日 
JST資料番号: W0375A  ISSN: 0926-3373  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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可視光による照射下で活性である多孔性半導体光触媒は,非常にうまく設計された物理的および化学的な特性により近年大きな注目を集めている。本報はニ段階手法で新規なメソ多孔性ZnxCd1-xSナノ粒子を二段階戦略によって首尾よく作製した。即ち,まず,非晶質アルミナマトリックスの閉込め内に均一に分布したAl-ZnxCd1-xSナノ粒子を単一前駆体-Zn2+,Cd2,+,Al3+-を含む層状複水酸化物(ZnCdAl-LDHs)と気体のH2S;とのその場気相-固相反応を行って,次いで,調製したAl-ZnxCd1-xSナノ粒子から水酸化ナトリウム溶液によって非晶質アルミナを選択的に浸出を行って,カルコゲナイド半導体にメソ多孔性を導入することを達成した。生成したメソ多孔性ZnxCd1-xSナノ粒子は非晶質アルミナの選択的浸出の後も網目様に均一に分布した構造を維持することができる。メソ多孔性ZnxCd1-xSの吸収端は残留するアルミナが減少するほど可視光領域を単調的に青方偏移をする。メソ多孔性ZnxCd1-xS試料のメチレンブルー(MB)染料分子の光分解の光触媒活性はアルミナの減少と共に増大する。そして,メソ多孔性ZnxCd1-xSはZn2+なしの同じ手法から得られた純粋なCdS試料,未浸出のAl-ZnxCd1-xS試料や同じ組成の共沈法によって得られた試料に比べて向上した光触媒性能を示す。メソ多孔性ZnxCd1-xSの均一な構造や豊富な表面のヒドロキシル基が電子スピン共鳴(ESR)スペクトルで同定されたようにヒドロキシルラジカルの生成に有利であり,より大きな光触媒活性を生じることを提案する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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