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J-GLOBAL ID：201202207732848682   整理番号：12A0945992

分子動力学法を用いたMOX燃料中におけるAm核酸挙動の解明

著者 (2件)： 有馬立身 (九大 大学院) ,  佐藤勇 (日本原子力研究開発機構)
資料名： 日本原子力研究開発機構JAEA-Review(Web)
号： 2010-035  ページ： 2.1.12 (WEB ONLY)  発行年： 2010年08月 
JST資料番号： U0296A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,実験と計算機シミュレーションを用いてMOX及びUO₂燃料中のAmとPuの拡散挙動を,燃料組成,温度,酸素分圧等をパラメータとして解析・評価することにある。UO₂,PuO₂,AmO₂については,酸素及びアクチニドイオンの拡散挙動に大きな違いは見られなかった。AmやPuの拡散は粒界で著しく生じており,粒界拡散が支配的拡散機構であることが分かった。また,酸素分圧の低い方が著しい拡散を示した。これは試料表面付近の粒径分布の差に起因すると思われる。

シソーラス用語： 分子動力学 ,  計算機シミュレーション ,  *混合酸化物燃料 ,  酸化ウラン ,  酸化プルトニウム ,  イオン ,  イオン拡散 ,  結晶粒界 ,  *粒界拡散 ,  分圧 ,  粒度分布 ,  *アメリシウム
準シソーラス用語： アクチニドイオン ,  酸素分圧

分類 (1件)： 核燃料の基礎的性質  (MD08020V)

引用文献 (11件)：

• 1) "Molecular Dynamics Analysis of Diffusion of uranium and oxygen ions in uranium dioxide', Tatsumi Arixna, Keita Yoshida, Kazuya Idemitsu, Yaohiro Inagaki, Isamu Sato, TOP Conference Series: Materials Science and Engineering (to be published). (査読有)
• 2) "Diffusion Behaviors of Plutonium and Americium in Polycrystalline Urania", Isamu Sato, Kosuke Tanaka and Tatsumi Azima, IOP Conference Series: Materials Science and Engineering (to be published). (査読有)
• 3) "Evaluation of Melting Point of UO2 by Molecular Dynamics Simulation", Tatsumi Arima, Kazuya Idemitsu, Yaohiro Inagaki, Yuiebi Tsujita, Motoyasu Kinoshita, Eugene Yakub, 3. Nud. Mater. 389 (2009) 149. (査読有)
• 1)「分子動力学法によるアクチニド酸化物の拡散挙勠解析」,九大院工吉田圭太,仁科匡弘,有馬立身,稲垣八穂広,出光一哉,日本原子力学会九州支部第27回研究発表講演会.
• 2)「分子動力学法を用いたUO₂中におけるU及びOイオンの拡散挙動解析」.九大院工有馬立身,吉田圭太,出光一哉,稲垣八穂広,原子力機構佐藤勇,日本原子力学会,九州支部第27回研究発表講演会.

タイトルに関連する用語 (5件)： 分子動力学法 ,  MOX燃料 ,  Am ,  核酸 ,  挙動