抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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まず国内における重要インフラに対するサイバー攻撃の事例を紹介した。次にその対応として,警視庁にサイバーテロ対策技術室・地方機関にサイバーフォースが配置され,サイバーフォースセンターではリアルタイム検知ネットワークシステムの24時間体制運用が行われていることなどを述べた。次に情報システムを介して制御システムの内部に奥深く入り込む新しいタイプのワームであるStuxnetの海外における脅威の事例を紹介した。次にStuxnetについて,その破壊力は従来の情報セキュリティの境界モデルをも無効とする偽装手段を有しているとし,Stuxnetの攻撃で推測されている攻撃のシナリオと特徴(ゼロディ攻撃,二段攻撃,攻撃機能の強化機能保有)を説明した。最後に,Stuxnetの出現を受け,制御システム側で考えられている対策(多層防御策など)を述べた。