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J-GLOBAL ID：201202207858242232   整理番号：12A0944599

G-リッチエレメントはG-四重鎖を形成しBACE 1mRNA選択的スプライシングを調節する

A G-Rich element forms a G-quadruplex and regulates BACE1 mRNA alternative splicing

著者 (4件)： FISETTE Jean-Francois (Harvard Medical School, Massachusetts, USA) ,  MONTAGNA Daniel R. (Harvard Medical School, Massachusetts, USA) ,  MIHAILESCU Mihaela-Rita (Duquesne Univ., Pennsylvania, USA) ,  WOLFE Michael S. (Harvard Medical School, Massachusetts, USA)
資料名： Journal of Neurochemistry  (Journal of Neurochemistry)
巻： 121  号： 5/6  ページ： 763-773  発行年： 2012年06月 
JST資料番号： B0504B  ISSN： 0022-3042  CODEN： JONRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 著者等は,β-サイトアミロイド前駆蛋白質(APP)開裂酵素1(BACE1)の複雑な選択的スプライシング(ASP)の機構を検証した。BACE1のG-リッチ連鎖の変異は,全長の,蛋白分解活性を持つBACE1の誘導に必要なエキソン3の正常な5′スプライスサイトの利用を減少させ,反対にこの利用の減少は短鎖で酵素活性を持たないイソ型蛋白質を生成させた。ヌクレアーゼ保護アッセイ,NMR,円二色性解析などにより,この連鎖はG-四重鎖構造へと畳み込まれていることが分かった。このG-リッチ連鎖に結合することの出来る蛋白質を数種同定したが,そのうちの1つはヘテロ核リボヌクレオ蛋白質Hで,これがBACE1エキソン3の選択的スプライシングを調節しており,G-リッチ連鎖依存性であることも分かった。このリボヌクレオ蛋白質Hのノックダウンは全長BACE1mRNAイソ型の減少を生じ,APPからのAβ産生の減少を引起こした。著者等は,これらの知見はAlzheimer病治療に新しい道を拓く可能性を示していると結論した。

シソーラス用語： 立体配座 ,  *アスパラギン酸プロテイナーゼ ,  mRNA ,  *選択的スプライシング ,  *アミロイドβタンパク質 ,  前駆体 ,  タンパク質分解 ,  エキソン ,  ヌクレアーゼ ,  NMR【磁気共鳴】 ,  円偏光二色性 ,  リボ核タンパク質 ,  Alzheimer病 ,  ゲノム ,  ヌクレオチド配列 ,  PCR法 ,  遺伝子導入 ,  リアルタイムPCR法
準シソーラス用語： APP ,  *BACE1 ,  G-四重鎖 ,  βアミロイド前駆蛋白質 ,  ヌクレアーゼ保護アッセイ ,  遺伝子ノックダウン ,  転写調節エレメント

分類 (2件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： エレメント ,  G-四重鎖 ,  BACE ,  選択的スプライシング ,  調節