抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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イトアメンボは1960年代以降に激減したといわれ,環境省レッドリストで絶滅危惧II種に選定され,京都府におけるイトアメンボの生息は確実と言えない現状である。本稿では,1930年頃から1950年代に舞鶴市冠島で採集した昆虫標本の再検討と2011年11月に京都市北区のため池で採取したイトアメンボの同定について報告する。冠島で採集した昆虫標本を再検討した結果,1930年から1950年代にかけてイトアメンボが生息していた可能性が高いと推察された。又,2011年に京都市北区上賀茂の一箇所のため池でイトアメンボの生息が認められた。近隣のため池では本種は生息せず,現時点では,その一箇所のため池が確実なイトアメンボ生息場所とした。