抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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自然資源が限られ,再生可能エネルギーの地域内での導入量に限界がある東京都(以下,「都」)において,現実的な導入ポテンシャルを有する再生可能エネルギーとして,太陽熱利用は太陽光発電とならぶ重要な柱である。しかしながら,オイルショック時をピークに長い低迷期にあり,太陽熱利用の置かれた現状は厳しい。また,太陽光発電は本年7月からの固定価格買取制度の本格実施により,ますます取組の勢いを増しているが,太陽熱利用については,補助金以外の制度上のインセンティブは限られている。こうした中,太陽熱利用の現状をなんとか打破したいと数年間にわたり試行錯誤を重ねてきた都の取組についてご紹介したい。以下,太陽熱利用の現状認識,太陽熱新技術の公募,集合住宅等太陽熱導入補助,「熱は熱で」キャンペーン,住宅用創エネルギー機器等導入促進補助,今後の方策の項目で説明している。現状を打破し,太陽熱利用の動きを前進させるためには,以下の方策が必要であると思われる。導入コストと費用対効果を分かりやすく説明する。太陽熱利用機器メーカーと他の関係事業者との連携強化,太陽熱利用の意義の一層の普及拡大。