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J-GLOBAL ID:201202208086163699   整理番号:12A1352459

n-3系多価不飽和脂肪酸による血管HMGB1とRAGEの発現の下方制御は,小腸同種移植の慢性血管障害の改善を伴う

Down-regulation of vascular HMGB1 and RAGE expression by n-3 polyunsaturated fatty acids is accompanied by amelioration of chronic vasculopathy of small bowel allografts
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巻: 23  号: 10  ページ: 1333-1340  発行年: 2012年10月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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慢性の同種移植拒絶反応は,慢性の同種移植血管障害(CAV)として顕著であるが,小腸移植(SBTx)の長期的な成功を成し得なくしている。糖化最終産物の受容体(RAGE)とそのリガンドである高移動度グループボックス1(HMGB1)により介される経路は,それらが同種移植拒絶反応の過程に関与するとすれば,CAVの病因となると思われる。n-3系多価不飽和脂肪酸(PUFAs)はCAVを減衰させることが分かっており,この経路に影響を及ぼす可能性があると考えられる。本研究では,ラットSBTxの慢性拒絶モデルにおいてn-3系PUFAがHMGB1-RAGE経路の調節を介してCAVを減衰するかについて調べた。HMGB1とRAGEの発現がCAVの血管ならびにこれらの血管から単離した内皮細胞で増加することが明らかとなった。SBTxの後に高濃度のn-3系PUFAsを含む魚油を経口投与するとHMGB1とRAGEの発現を著しく減少し,これはCAVの改善を伴った。対照的に,n-3系PUFA濃度の低いコーン油を投与した場合,CAVの進行に有効な効果は全くなく,HMGB1とRAGEの発現は減少しなかった。これらの結果から同種移植血管に対するn-3系PUFAの保護効果は,HMGB1-RAGE経路の下方制御を介するものであることが明らかとなった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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食用油脂,マーガリン  ,  移植免疫  ,  消化器の基礎医学 

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