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J-GLOBAL ID：201202208151352070   整理番号：12A1314749

Cu-Ni-Co-Si合金の引張特性へのCoの影響

著者 (4件)： 横島大 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  井澤幸太郎 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  渡邊千尋 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  門前亮一 (金沢大 大学院自然科学研究科)
資料名： 銅と銅合金  (Journal of Japan Institute of Copper)
巻： 51  ページ： 138-142  発行年： 2012年08月01日 
JST資料番号： S0603A  ISSN： 1347-7234  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Co含有量の異なるCu-2.0%Ni-0.5%Si(0%Co),Cu-1.4%Ni-0.6%Co-0.5%Si(0.6%Co)及びCu-1.0%Ni-1.0%Co-0.5%Si(1.0%Co)合金に加工熱処理を施し,強度と導電率を測定した。試料は溶体化処理後,525°Cでピーク硬さまで時効処理し,25%の冷間圧延を行い,再び425°Cでピーク時効処理した。0.6%及び1.0%Co合金の時効により形成される析出物は,0%Co合金に形成されるNi₂Si析出物と同じ斜方晶の(Ni,Co)₂Si相であった。Co含有量が多い合金ほど,強度及び導電率が高くなった。またCo含有量の多い合金ほど再時効による強度の向上が著しく,その理由は溶質の固溶限と析出量に起因する。

シソーラス用語： *銅合金 ,  コバルト添加合金 ,  ニッケル添加合金 ,  ケイ素含有合金 ,  溶体化処理 ,  *時効処理 ,  冷間圧延 ,  析出物 ,  *引張強さ ,  電気伝導率 ,  合金元素 ,  金属間化合物

分類 (2件)： 機械的性質  (WB02030U) ,  組織的硬化現象  (WB01020C)

引用文献 (18件)：

• 1)S. A. Lockyer, F. W. Noble : J. Mater. Sci., 29 (1994) 218-226.
• 2)H. Fujiwara, T.Sato, A. Kamio : J. Japan Inst. Metals, 62 (1998), 301-309.
• 3)H. J. Ryu, H. K. Baik, S. H. Hong : J. Mater. Sci., 35 (2000) , 3641-3646.
• 4)T. Hatano et al. : Cu-Ni-Si system alloys. P2008-75172A. 2008-04-03.
• 5)N. Era, K. Fukamachi : J.JRICu, 44 (2005), 136-139.

タイトルに関連する用語 (5件)： Cu ,  Ni ,  CO ,  Si合金 ,  引張特性