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J-GLOBAL ID：201202208262260671   整理番号：12A1711250

Tie-dyed2は葉脈の発育に機能するカロースシンターゼをコードしトウモロコシ葉のふるい部内におけるシンプラスト的輸送に影響している

Tie-dyed2 Encodes a Callose Synthase That Functions in Vein Development and Affects Symplastic Trafficking within the Phloem of Maize Leaves

著者 (4件)： SLEWINSKI Thomas L. (Cornell Univ., New York) ,  BAKER R. Frank (Univ. Missouri, Missouri) ,  STUBERT Adam (Pennsylvania State Univ., Pennsylvania) ,  BRAUN David M. (Univ. Missouri, Missouri)
資料名： Plant Physiology  (Plant Physiology)
巻： 160  号： 3  ページ： 1540-1550  発行年： 2012年11月 
JST資料番号： C0606A  ISSN： 0032-0889  CODEN： PLPHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： トウモロコシの葉は葉脈の周りに中心を持つ反復平行的ユニット類に組織化されており,tie-dyed2(tdy2)変異体は,斑入りの緑/黄色葉を示している。Tdy2の機能の分子的根拠を知るために,遺伝子をクローニングしTdy2遺伝子がカロースシンターゼをコードしていることを見いだした。発育中の葉においてTdy2遺伝子は維管束組織で高度に発現していた。tdy2変異体葉の欠陥が蔗糖のふるい部への移動あるいはその長距離輸送に影響しているか否かを確認するため,放射性標識法と蛍光染料トレーサー法による実験を行った。その結果,tdy2変異体の黄色葉領域はふるい部移出に欠陥はあったが,長距離輸送に影響のないことがわかった。さらに透過電子顕微鏡観察の結果,変異体の黄色葉領域は維管束分化が不完全で,ふるい部の伴細胞と篩要素の間の細胞間溶質移動に欠陥のあることがわかった。tdy2変異体における蔗糖移動の破壊は,カロースシンターゼが維管束の成熟に機能し,その欠陥がふるい部転流へのシンプラスト的輸送を損なっている証拠を提供した。

シソーラス用語： *トウモロコシ ,  遺伝子 ,  *葉脈 ,  葉 ,  *ふるい部 ,  *グルコシルトランスフェラーゼ ,  植物細胞 ,  *生体輸送 ,  突然変異体 ,  遺伝子クローニング ,  *遺伝子発現
準シソーラス用語： Tdy2遺伝子 ,  *カロースシンターゼ ,  シンプラスト

分類 (3件)： 酵素生理  (EH02020J) ,  遺伝子発現  (EC02040Q) ,  細胞膜の輸送  (EF04020R)

タイトルに関連する用語 (7件)： 葉脈 ,  発育 ,  トウモロコシ ,  葉 ,  ふるい部 ,  シンプラスト ,  輸送