抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鉄道用レールについて解説した。レールは用途により,普通レール,熱処理レール,特殊レール,導電用レールに大きく分けられる。普通レールは一般の旅客鉄道に,熱処理レールは軌道条件の厳しい鉄道や海外の貨物鉄道に用いられる。レ-ル鋼の材質としては,パーライト組織(0.65~0.82%C)を利用した高硬度化を指向して比較的炭化物の多い高炭素鋼が使用される。鉄道用レールへの主な要求特性は,車両を支えるための剛性,強度の確保,車輪と接触する頭部においては耐摩耗性や耐ころがり疲れ損傷性の確保である。現用のレ-ル鋼の材質としては,パーライト組織(0.65~0.82%C)を利用した高硬度化を指向して比較的炭化物の多い高炭素鋼が使用されている。高機能レール技術の方向性は,高硬度化と高深度化(内部硬さの増加)であり,海外の貨物鉄道向けとして耐摩耗性や耐ころがり疲労損傷性をさらに高めたレールや過共析レールも実用化されている。