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J-GLOBAL ID：201202208400128739   整理番号：12A0361703

駐車車両側方通過時における不安全運転行動の特徴分析

Analysis of Unsafe Driver Behavior when Passing through Parked Vehicle

著者 (2件)： 竹本雅憲 (成蹊大) ,  樋口和則 (豊田中研)
資料名： 人間工学  (Japanese Journal of Ergonomics)
巻： 48  号： 1  ページ： 7-16  発行年： 2012年02月15日 
JST資料番号： S0258A  ISSN： 0549-4974  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文は,駐車車両死角から道路を横断する歩行者との事故防止に向けて,駐車車両側方通過時における不安全運転行動の特徴を解明することを目的とした。規範運転に関する教習所指導員へのヒヤリングに基づき,駐車車両奥側通過時の側方間隔と車速,および駐車車両付近の確認を切り上げるタイミングを評価指標とした。指導員が助手席に同乗して不安全であると診断した一般ドライバの実車運転データを,指導員の運転行動と比較して分析した。その結果,自然な流れで安全に走行できない側方間隔をとる,減速して対応する必要がある側方間隔でも十分に減速しない,死角が見え始める手前で確認を切り上げるという特徴を明らかにした。これらの不安全運転行動は,歩行者の飛び出しを正しく想定していないことや,衝突を安全に回避できる車速や側方間隔を正しく理解していないことに起因すると考えられ,これらの要因が不安全運転行動全体に占める割合について考察した。(著者抄録)

シソーラス用語： 歩行者 ,  *交通事故 ,  事故防止 ,  駐車 ,  *運転 ,  視野 ,  特徴抽出 ,  人間行動 ,  行動科学 ,  解析 ,  安全運転 ,  *死角 ,  *自動車運転
準シソーラス用語： 行動解析

分類 (1件)： 自動車事故,交通安全  (TB01050G)

引用文献 (8件)：

• 警察庁. 平成21年中の交通事故の発生状況. http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001062201. 2010
• 松井靖浩. ドライブレコーダデータにおける車両と歩行者のニアミス状況の特徴. 自動車技術会学術講演会前刷集, 2010. 2010, 10-10, 15-20
• 北島創. 歩行者事故・ニアミス発生前映像に基づく歩行者行動実態の解析. 自動車技術会学術講演会前刷集, 2007. 2007, 101-07, 17-20
• 平松真知子. 行動分析に基づく歩行者横断中の事故発生シナリオ. 自動車技術会論文集. 2005, 36, 4, 225-230
• 内田信行. 予防安全研究用ドライブレコーダを用いた歩行者認知遅れによるニアミスパターンの分類. 自動車研究. 2008, 30, 11, 619-622

タイトルに関連する用語 (3件)： 駐車 ,  行動 ,  特徴分析