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J-GLOBAL ID:201202208404133001   整理番号:12A1116134

鉄及びマンガン酸化物洞窟堆積物中の微量元素の分布及びスペシエーション

Distribution and speciation of trace elements in iron and manganese oxide cave deposits
著者 (2件):
資料名:
巻: 91  ページ: 240-253  発行年: 2012年08月15日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Fe及びMn酸化物鉱物は,吸着,取り込み,電子移動といった化学メカニズムを通じて土壌及び水系での重金属及び微量元素の分布及びスペシエーションを支配している。イリノイ州南西部のPautler洞窟系は,他の温暖なカルスト系のアナログであり,複数の堆積環境で生成され高濃度の微量元素を伴うFe及びMn酸化物鉱物を含む。シンクロトロンによるμ-SXRFにより,鉱物試料中でのFe,Mn,微量元素の特有の空間分布を示す。洞窟河川の砂利の被覆のMn酸化物のプロファイルマップは,Fe及びAsに富む積層を示し,洞窟河川の動的な酸化還元状態を示唆する。μ-SXRFマップは,Ni,Cu,Znが主にMnと相関し,一方AsはMnとFeの両方に相関するが,Fe相により濃集していることを示す。ZnはMn酸化物の周囲に濃集し,最近の地表での人為活動を示している可能性がある。XAFSにより,As(V)はMn及びFe酸化物の表面錯体として生じているのに対し,Mn酸化物に伴うZn(II)は八面体配位でフィロマンガン酸塩の基底面に吸着されていることが示される。Co(III)及びSe(IV)もまたMn酸化物に伴って観測される。洞窟河川の砂利の被覆のMn酸化物中での層状のFe,Mn,微量元素は,これらの物質が水溶液の酸化還元状態に敏感であり,これを記録していることを示唆する。またスペシエーション及び分布の測定により,これらの鉱物が微量元素を除去し,カルスト帯水層系での栄養塩や汚染物質の輸送を制限していること,また地表の人為活動や土地利用の変化を記録している可能性が示唆される。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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岩石圏の地球化学一般 

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