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J-GLOBAL ID：201202208431985559   整理番号：12A0172203

Tre1 GPCRシグナル伝達はDrosophila中枢神経系において幹細胞分裂を方向付ける

Tre1 GPCR Signaling Orients Stem Cell Divisions in the Drosophila Central Nervous System

著者 (3件)： YOSHIURA Shigeki (RIKEN Center for Developmental Biology, 2-2-3 Minatojima-Minamimachi, Chuo-ku, Kobe 650-0047, JPN) ,  OHTA Nao (RIKEN Center for Developmental Biology, 2-2-3 Minatojima-Minamimachi, Chuo-ku, Kobe 650-0047, JPN) ,  MATSUZAKI Fumio (RIKEN Center for Developmental Biology, 2-2-3 Minatojima-Minamimachi, Chuo-ku, Kobe 650-0047, JPN)
資料名： Developmental Cell  (Developmental Cell)
巻： 22  号： 1  ページ： 79-91  発行年： 2012年01月17日 
JST資料番号： W1692A  ISSN： 1534-5807  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 発生において,方向性のある細胞分裂は組織成長の方向を確立する主要な機序である。Drosophila神経芽細胞は,重なって存在する上皮に対して垂直方向に非対称的に分裂し,反対方向に下降するニューロンを形成し,これにより初期神経組織成長を方向付ける。しかしその機序は明らかにされていない。外部のGPCRシグナル伝達が,上皮に対する神経芽細胞の非対称分裂の基礎となる皮質極性の方向を決定する遺伝的証拠を示す。GPCR Tre1は上皮と相互作用することで神経芽細胞のG蛋白質oαサブユニットを活性化し,紡錘体方向を制御するPinをリクルートする。PinはInscuteableを介してPar複合体に結合することから,Tre1は極性複合体をリクルートし,上皮方向と直交するように極性軸を方向付ける。細胞極性におけるPar複合体の普遍的な役割を考慮し,GPCR-Pin系は極性幹細胞ならびにその分裂を方向付けることで組織極性を調節する統括的な機序であると提案する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *細胞情報伝達 ,  *形態形成 ,  *膜受容体 ,  ショウジョウバエ ,  細胞分裂 ,  神経幹細胞 ,  神経芽細胞 ,  タンパク質 ,  タンパク質複合体 ,  細胞内分布 ,  胚 ,  紡錘体 ,  グリア細胞 ,  GTP結合タンパク質 ,  百日咳毒素 ,  分子間相互作用 ,  塩基対置換 ,  タンパク質工学
準シソーラス用語： Inscuteable ,  Par蛋白質 ,  Pin ,  *Tre1 ,  細胞極性 ,  *神経発生 ,  細胞内局在 ,  蛋白質間相互作用 ,  アミノ酸置換

分類 (4件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  発生と分化  (EJ16020W) ,  生物学的機能  (EB03040U) ,  細胞分裂・増殖  (EF02020D)

タイトルに関連する用語 (5件)： GPCR ,  シグナル伝達 ,  Drosophila ,  中枢神経系 ,  幹細胞