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J-GLOBAL ID：201202208463254190   整理番号：12A0997086

脊椎固定用のヤング率可変のβタイプの二成分系のTi-Cr合金

Young’s modulus changeable β-type binary Ti-Cr alloys for spinal fixation applications

著者 (4件)： ZHAO X. F. (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  NIINOMI M. (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  NAKAI M. (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  HIEDA J. (Tohoku Univ., Sendai, JPN)
資料名： Key Engineering Materials  (Key Engineering Materials)
巻： 508  ページ： 117-123  発行年： 2012年 
JST資料番号： D0744C  ISSN： 1013-9826  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 脊椎固定用の金属棒材は手術の際には高いヤング率が必要であるが,患者には低いヤング率が要求される。そこで,Ti-Cr合金に変形誘発ω相変態と変形によるヤング率の大きな増加を導入するために,この系統の合金のミクロ構造と機械的特性を系統的に調査した。溶体化処理したTi-10Cr,Ti-11Cr,Ti-12Crの各合金はβ相と少量の温度に依存しないω相で構成され,低いヤング率を示した。ヤング率はCr含有量の増加とともに低下した。冷間圧延の後には,変形誘発ω相の形成のために,これらの合金のヤング率は劇的に増加した。溶体化処理した全ての合金の引張強度は>700MPaであった。冷間圧延後には引張強度は増加したが,延びは低下した。Ti-12Cr合金は,溶体化処理状態と冷間圧延状態でそれぞれ68GPaの低いヤング率と85gPaの高いヤング率を示した。

シソーラス用語： *チタン合金 ,  クロム添加合金 ,  *二元合金 ,  *β相 ,  *Young率 ,  *可変性 ,  金属棒 ,  医用素材 ,  脊椎固定術 ,  溶体化処理 ,  塑性変形 ,  相変態 ,  ω相 ,  冷間圧延 ,  引張強さ ,  伸び ,  押込硬さ
準シソーラス用語： Vickers硬さ

分類 (6件)： 医用素材  (GA05040H) ,  運動器系疾患の外科療法  (GG05030O) ,  機械的性質  (WB02030U) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  熱処理技術  (WC03020T) ,  圧延技術  (WC06030Z)

タイトルに関連する用語 (7件)： 脊椎固定 ,  ヤング率 ,  可変 ,  タイプ ,  二成分系 ,  Ti ,  Cr合金