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J-GLOBAL ID:201202208493346900   整理番号:12A0636757

炭素鋼のNaCl粒子誘起海洋大気腐食のin situ Raman分光法研究

In situ Raman Spectroscopic Study of NaCl Particle-Induced Marine Atmospheric Corrosion of Carbon Steel
著者 (2件):
資料名:
巻: 159  号:ページ: C147-C154  発行年: 2012年 
JST資料番号: C0285A  ISSN: 1945-7111  CODEN: JESOAN  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,炭素鋼のNaCl粒子誘起海洋大気腐食初期段階の理解を目的に高相対湿度(RH>80%)へ曝露時に予め沈着したNaCl粒子の潮解で生じたNaCl液滴による腐食開始を調べた。腐食生成物の実時間同定によるin situ Raman分光分析でNaCl粒子誘起海洋大気腐食研究を容易化した。光学顕微鏡を使い,高RHに曝露した沈着NaCl潮解による炭素鋼上液滴生成と腐食開始を観察し,数分以内の孔食開始を認めた。腐食開始で生じた錆種のin situとex situ Ramanスペクトルでは,緑青(GR)が腐食孔近くで生じる一方,鱗鉄鉱(γ-FeOOH)クラスタがGR域外側で沈殿することを示した。殆どはGRから鱗鉄鉱への遷移域で,少量の磁鉄鉱(Fe3O4)も検出された。環境大気への曝露でGRは鱗鉄鉱へ転移した。炭素鋼のNaCl粒子誘起海洋大気腐食で生じた初期の錆はGRと鱗鉄鉱であることを確認した。この炭素鋼腐食の開始機構を明らかにする一方,実大気過程と類似した湿り-乾燥サイクル曝露を含む将来研究の見解を与えた。
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腐食  ,  鉄鋼材料  ,  塩  ,  無機化合物の赤外・Ramanスペクトル(分子) 

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