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J-GLOBAL ID:201202208528028702   整理番号:12A0540932

塩素消毒による消毒副産物と変異誘発物質の前駆物質となる藻類の有機物質の分画

Fractionated algal organic materials as precursors of disinfection by-products and mutagens upon chlorination
著者 (4件):
資料名:
巻: 209-210  ページ: 278-284  発行年: 2012年03月30日 
JST資料番号: B0362A  ISSN: 0304-3894  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Chlamydomonas sp.(地方の貯水池で一般的な緑藻類)の細胞とたんぱく質をそれぞれ限外ろ過し,分子量の違い(MW:>100,10-3,<3 kDa)で3フラクションに分けた。塩素消毒後(20°C,pH7,Cl<sub>2</sub>/DOC比は20mgCl<sub>2</sub>mg<sup>-1</sup>,120h),消毒副産物(DBPs)と変異原性(via Salmonella T100突然変異試験,-S9)のレベルを分析した。収量が最も高かったのはMW>100kDaのフラクションで,クロロホルム(2571μmolmolC<sup>-1</sup>),ジクロロ酢酸(19083μmolmolC<sup>-1</sup>),トリクロロ酢酸(4939μmolmolC<sup>-1</sup>)であった。他方,3-10kDaのフラクションは強力なジクロロアセトニトリルの前駆物質であった。対照的に,塩素消毒後のMW3-10kDaの細胞フラクションでは高い変異原性(最高レベルは2分間で93revμL<sup>-1</sup>)を示したが,MW>100kDaの細胞フラクションでは低い変異原性(最高レベルは7200分間で16.6revμL<sup>-1</sup>)を示した。このことは,未測定のDBPsあるいはDBPs間でおこったであろう相互作用が変異原性に寄与したことを示唆している。細胞とたんぱく質のフラクションを比較すると,細胞の方がクロロホルム,ジクロロ酢酸,トリクロロ酢酸,ジクロロアセトニトリル,トリクロロアセトニトリルをつくる力が強い。この研究はDBP生成と変異原性について,藻類の細胞とたんぱく質を分画して調べた最初のものである。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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用水の化学的処理  ,  遺伝的変異 

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