抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本稿では,マテリアルフローコスト会計(以下,MFCA)情報の利用可能性について,特に設備投資意思決定プロセスと環境マネジメントシステムにおける活用局面に焦点を当て明らかにする。企業の持続的な発展のために,設備投資が重要であるのにもかかわらず,MFCAと設備投資意思決定の関係については究明すべき多くの課題が残っている。また,MFCAは環境管理会計手法である一方で,環境マネジメントシステムの中でのMFCAの活用局面については十分に明らかにされていない。本稿では,MFCA情報は「わかりやすさ」,「現金効果」という特徴を有するために,その改善見込み効果額は設備投資意思決定のプロセスに組み込める可能性があることと,その改善効果額はキャッシュで表れるので設備投資の原資を確保するために利用できる可能性があることを主張する。さらに,同様の理由から,MFCA情報は環境マネジメントシステムにも組み込めることを主張する。(著者抄録)