抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】高親和性と高純度をもつ抗アポ蛋白質Mモノクローナル抗体を作成し,異なる集団とヒト組織の中でのアポ蛋白M分布を調査する。【方法】BALB/cマウスに組換えアポ蛋白質を皮下注射した。サイトカインミックス,スクリーニング,クローニングの後,よく成長し,着実に抗体を分泌するハイブリドーマを確立した。BALB/cマウスに腹膜注射をして腹水をとり,標準的方法で抗アポ蛋白Mモノクローナル抗体を得た。抗アポ蛋白Mモノクローナル抗体を使用して,健常者群及び安定狭心症(SA)群と急性冠動脈症候群(ACS)群を含む虚血性心疾患患者においてアポ蛋白Mレベルを検出した。【結果】サブタイプ同定とブロックテストの後,3種の抗アポ蛋白Mモノクローナル抗体を採取し,確認した。これら3種のモノクローナル抗体によって,いくつかのヒト細胞とヒト組織においてアポ蛋白Mを検出した。SA群,ACS群,対照群におけるアポ蛋白Mの濃度は,それぞれ(11.02±1.96)×10(-3)g/L,(10.76±1.32)×10(-3)g/L,(12.83±2.28)×10(-3)g/Lであった。3群内で有意差があった(F=11.544,P<0.05)。対照群と虚血性心疾患群の間でアポ蛋白M濃度を比較すると,虚血性心疾患群の方が対照群より低いことが明らかになった(t=2.962,3.967,P<0.05)。2つの虚血性心疾患群の間に有意差はなかった(t=1.033,P>0.05)。【結論】抗アポ蛋白Mモノクローナル抗体がうまく産生され,ヒト細胞及び組織でアポ蛋白Mと結合することができた。これはアポリポ蛋白代謝におけるアポ蛋白M研究の基盤となる。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST