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J-GLOBAL ID：201202208683908310   整理番号：12A0699546

環境負荷低減に向けた蒸気タービン発電システムの最新技術動向 既設火力及び既設地熱発電システムにおける蒸気タービン改良保全及び性能向上技術

著者 (1件)： 土井口辰也 (東芝 電力システム社)
資料名： ターボ機械  (Turbomachinery)
巻： 40  号： 5  ページ： 297-305  発行年： 2012年05月10日 
JST資料番号： S0391B  ISSN： 0385-8839  CODEN： TKAICZ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地熱発電システムは二酸化炭素の排出量が石炭火力発電システムの約1.5%であり,比較的発電容量も大きく,稼働率も高いなどの利点を持つが,地熱蒸気には腐食性ガスが含まれること,蒸気中に侵食性の強い異物や蒸気通路部を閉塞するシリカなどのスケールが含まれているなど,火力・原子力より厳しい条件がある。本稿では,既設火力発電システムにおける蒸気タービン設備の保守技術(ノズルの侵食対策,主要弁のスティック対策,低圧タービンの劣化要因と対策)および蒸気タービン設備の性能向上対策(アドバンスフローパターン,スナップ翼と新型チップフィン,最適反動度設計による性能向上技術)を紹介した。次いで,地熱発電蒸気タービン設備の保守技術として,湿分除去技術,ノズル間隔拡大(スナッパ翼選定)によるシリカ等のスケール堆積抑制対策,コバルト合金による地熱タービンの耐侵食性コーティング技術,応力腐食割れ傾向とチタン材による新型最終段翼,等を解説し,米国ガイザース発電所における,これら新技術の採用と開放点検時期の延伸状況について紹介した。

シソーラス用語： 減少 ,  負荷 ,  *蒸気タービン ,  システム ,  発電所 ,  気体 ,  *設備保全 ,  脱スケール ,  除湿 ,  耐食性 ,  被覆 ,  応力腐食割れ
準シソーラス用語： コーティング ,  スケール処理 ,  *火力発電プラント ,  環境負荷低減 ,  設備保守 ,  耐浸食性 ,  *地熱発電プラント ,  *発電システム ,  腐食性ガス

分類 (2件)： 地熱発電  (NB03110F) ,  蒸気タービン  (PB01040R)

引用文献 (2件)：

• 北川理一郎. 東芝レビュー. 2001, 56, 6
• 福田正隆. 日本エネルギー学会誌. 2011, 90, 4

タイトルに関連する用語 (8件)： 環境負荷低減 ,  蒸気タービン ,  発電システム ,  技術動向 ,  火力 ,  地熱発電 ,  改良保全 ,  性能向上