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J-GLOBAL ID:201202208709901432   整理番号:12A0520760

白血病:RUNX1はT-ALLにおける腫瘍抑制因子であることが,TLXの発がん転写ネットワークのリバースエンジニアリングによって明らかになった

Reverse engineering of TLX oncogenic transcriptional networks identifies RUNX1 as tumor suppressor in T-ALL
著者 (23件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 436-440  発行年: 2012年03月 
JST資料番号: W0636A  ISSN: 1078-8956  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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転写因子であるTLX1とTLX3がん遺伝子は,T細胞性急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)の発症原因に重要な役割を担っている。今回我々は,全転写ネットワークのリバースエンジニアリングにより,TLX1とTLX3によって制御される発がん性調節回路の解明を試みた。このシステム生物学的解析によって,TLX1(T cell leukemia homeobox1)およびTLX3が,T-ALLを統御する発がん性の転写回路のマスター調節因子であることが明らかになった。また,この階層的ネットワークのネットワーク構造解析によって,RUNX1がTLX1とTLX3によって誘導されるT-ALLの重要なメディエーターであることが突き止められ,T細胞の形質転換にRUNX1が腫瘍抑制因子として働くことが予測された。ヒトのT-ALLでRUNX1の機能喪失型体細胞変異の頻発が明らかになったことは,これらの結果と一致する。まとめると,これらの結果は白血病発症を制御する発がん性転写ネットワークの頂点にTLX1とTLX3を位置づけるもので,ヒトのがんを統御する調節回路中の重要な因子の同定にネットワーク解析が高い能力を持つことを示しており,またRUNX1がT-ALLにおける腫瘍抑制遺伝子であることを明らかにしている。Copyright Nature Publishing Group 2012
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分類 (3件):
分類
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発癌機序・因子  ,  血液の腫よう  ,  生物学的機能 

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