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J-GLOBAL ID:201202208810366033   整理番号:12A1524187

セサモールはPPARγ,PPARαおよびe-NOSのアップレギュレーションを介してラットの食餌誘導性の心臓代謝症候群を軽減する

Sesamol alleviates diet-induced cardiometabolic syndrome in rats via up-regulating PPARγ, PPARα and e-NOS
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巻: 23  号: 11  ページ: 1482-1489  発行年: 2012年11月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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肥満における酸化ストレスと炎症の増加が,心臓代謝症候群(CMetS)の病因および進行において中心的および必然的な要素である。本研究の目的は,ラットにおける高コレステロールもしくは高脂肪食(HFD)誘発性の慢性CMetSにおいて,セサモール(ゴマ油に含まれる天然の強力な抗酸化物質であり,抗炎症フェノール誘導体である)がもつ潜在的な役割を見極めることであり,この活性を操作する分子機構を探ることである。ラットは60日間HFD食(脂肪による55%のカロリーと2%のコレステロールを含む)で飼育し,肥満,脂質異常症,インスリン抵抗性(IR),脂肪肝や高血圧を誘発させた。30日目に,総コレステロール150mg/dlを上回るラットを高コレステロール血症とみなし,以後30日間1日あたり2,4,8mg/kgセサモールを投与した。セサモール投与によりIR,高インスリン血症,高血糖,脂質異常症,TNF-α,IL-6,レプチン,レジスチン,高感度C反応性タンパク質(hs-CRP),肝トランスアミナーゼおよびアルカリホスファターゼが減少し,同時に,アディポネクチン,一酸化窒素と動脈圧が用量依存的に正常化した。チオバルビツール酸反応性物質(TBARS)とニトロチロシンの増加,抗酸化酵素活性の減少もHFDラットで修正された。同様に,セサモールは脂肪肝および肝細胞の超微細構造の病理学的変化を正常化させ,その効果は8mg/kg群でより顕著であった。さらに,セサモール投与により,肝臓PPARγ,PPARαおよびe-NOSのタンパク発現が増加したが,LXRα,SREBP-1c,P-JNKおよびNF-κBの発現は減少した。これらの結果は,セサモールがPPARγ,NF-κB,P-JNK,PPARα,LXRα,SREBP-1cおよびe-NOSのタンパク発現の調節を介して,HFD飼育ラットの酸化ストレス,炎症,IR,脂肪肝および高血圧を減衰し,それによりCMetSを予防することを示唆する。したがって,本研究は,CMetSの軽減にセサモールが治療薬としての可能性を持つことを示している。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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食品の化学・栄養価  ,  遺伝子発現  ,  循環系の基礎医学 
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