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J-GLOBAL ID:201202208847017918   整理番号:12A1750744

ラムノリピッド:次世代界面活性剤か?

Rhamnolipids-Next generation surfactants?
著者 (8件):
資料名:
巻: 162  号:ページ: 366-380  発行年: 2012年12月31日 
JST資料番号: A0456C  ISSN: 0168-1656  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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予期される石油枯渇により,石油化学工業におけるバイオプロセスやバイオ材料の需要はこの十年間で大幅に増加した。本傾向は主に,1)既知製品の化学合成への再生可能な資源利用の増大,2)再生可能な資源による新規生物工学的プロセスによる既知化学合成の置換,3)既知化学合成製品よりも新機能や優れた性能を備えた新しい分子の生物工学的生産,等の3原因にある。現在,これら3原因のアプローチが界面活性剤生産に追求されている。バイオサーファクタントは再生可能な資源に基づく持続可能性で生物分解性であり,非常に有望で興味深い。アルキルポリグリコシドは界面活性剤市場で確立された化学合成バイオサーファクタントである。市場初の微生物バイオサーファクタントはソホロ脂質であったが,バイオリアクタ培養に関連する定量的理解がまだ不足している。さらに,高い製品力価はもっぱら緑膿菌株との組み合わせで唯一の炭素源として植物油を用いて説明されてきた。異種宿主又は非病原性で改良されていない生産株のために競争力をもつ生産性にはまだ手が届かない。従って,バイオリアクター培養時のプロセスや細胞レベルでのラムノリピッド生産調節についてはより深い理解を得ることが必要であり,食品や飼料と競合しない代謝可能で再生可能な基質が必要である。持続可能な生物経済的アプローチは非食品で再生可能な資源によるラムノリピッド生産の次の段階を達成するために代謝工学と「X-オミクス」の全体的戦略と結合する必要がある。本総説はラムノリピッド生産と生産物拡大に向けた様々なアプローチを検討する。緑膿菌でのラムノリピッド生産最適化や新規非病原性天然ラムノリピッド生産菌スクリーニング法と組換ラムノリピッド生産も検討した。最後にL-ラムノースやβ-ヒドロキシ脂肪酸,オーダーメイド界面活性剤合成用のラムノリピッドと生体触媒について検討する。バイオサーファクタントは未だ商業化の初期段階にあり,新ラムノリピッド生産プロセスの開発等で次世代バイオサーファクタント開発には克服すべきかなりの障害が未だ存在することを論じた。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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微生物代謝産物の生産  ,  酵素の応用関連 
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