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J-GLOBAL ID：201202208887097655   整理番号：12A0040097

精子オルガネラの受精後自食作用は父系ミトコンドリアDNA遺伝を妨げる

Postfertilization Autophagy of Sperm Organelles Prevents Paternal Mitochondrial DNA Transmission

著者 (9件)： AL RAWI Sara (Univ. Pierre et Marie Curie-Paris VI, Paris, FRA) ,  LOUVET-VALLEE Sophie (Univ. Pierre et Marie Curie-Paris VI, Paris, FRA) ,  DJEDDI Abderazak (Univ. Pierre et Marie Curie-Paris VI, Paris, FRA) ,  SACHSE Martin (Inst. Pasteur, Paris, FRA) ,  CULETTO Emmanuel (Univ. Paris XI, Gif Sur Yvette, FRA) ,  HAJJAR Connie (Univ. Alabama, AL, USA) ,  BOYD Lynn (Univ. Alabama, AL, USA) ,  LEGOUIS Renaud (Univ. Paris XI, Gif Sur Yvette, FRA) ,  GALY Vincent (Univ. Pierre et Marie Curie-Paris VI, Paris, FRA)
資料名： Science  (Science)
巻： 334  号： 6059  ページ： 1144-1147  発行年： 2011年11月25日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 大部分の動物の受精では,卵母細胞は精子のDNAや中心小体,その他細胞質やオルガネラを細胞質に取り込む。父系ミトコンドリアとそのゲノムは一般的に未知のメカニズムにより排除される。本論分では,Caenorhabditis elegansの精子は受精によりオートファゴソームを数分内に誘引し,父系ミトコンドリアを分解することを明らかにした。本線虫に特異的な精子膜オルガネラはオートファゴソーム形成以前にユビキチン化されたが,ミトコンドリアはそうではなかった。父系構造とミトコンドリアDNAの両方の分解には,微小管関連蛋白質軽鎖3(LC3)依存的食作用が必要であった。マウス受精胚の分析により,自食作用マーカの局在化が判明し,自食作用が子孫へとヘテロプラスミー確立の両方に対する父系ミトコンドリアDNAの遺伝妨害が進化的に保存されていることを示唆した。

シソーラス用語： *ミトコンドリア ,  *精子 ,  食作用 ,  *受精 ,  *Caenorhabditis elegans ,  ユビキチン化 ,  *軽鎖 ,  *微小管関連タンパク質 ,  胚発生 ,  *マウス ,  細胞構成体 ,  オルガネラ ,  中心体 ,  標識 ,  *分子遺伝現象 ,  遺伝 ,  *ミトコンドリア遺伝子 ,  オートファジー
準シソーラス用語： *LC3 ,  *ヘテロプラスミー ,  仮足 ,  自食作用 ,  自食作用マーカ ,  中心小体 ,  *父系ミトコンドリアDNA ,  父系遺伝 ,  母系遺伝 ,  膜性オルガネラ

分類 (4件)： 生殖生理一般  (EJ15010E) ,  細胞生理一般  (EF02010S) ,  細胞構成体の機能  (EF03060C) ,  進化論一般  (EC03010Q)

タイトルに関連する用語 (6件)： 精子 ,  オルガネラ ,  受精 ,  自食作用 ,  ミトコンドリアDNA ,  遺伝