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J-GLOBAL ID：201202209143867998   整理番号：12A1523181

骨への高分解能構造洞察:常磁性ドーピングを用いる固体状態NMR緩和研究

High-Resolution Structural Insights into Bone: A Solid-State NMR Relaxation Study Utilizing Paramagnetic Doping

著者 (8件)： MROUE Kamal H. (Univ. Michigan, Michigan, USA) ,  MACKINNON Neil (Univ. Michigan, Michigan, USA) ,  XU Jiadi (Univ. Michigan, Michigan, USA) ,  ZHU Peizhi (Univ. Michigan, Michigan, USA) ,  MCNERNY Erin (Univ. Michigan, Michigan, USA) ,  KOHN David H. (Univ. Michigan, Michigan, USA) ,  MORRIS Michael D. (Univ. Michigan, Michigan, USA) ,  RAMAMOORTHY Ayyalusamy (Univ. Michigan, Michigan, USA)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 116  号： 38  ページ： 11656-11661  発行年： 2012年09月27日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 骨の階層化不均一構築物は伝統的生物物理技法によって行なわれる構造と動的研究に有意な挑戦を課した。高分解能固体状態核磁気共鳴(SSNMR)分光法は伝統的に挑戦的材料へ詳細な原子水準での構造洞察を提供することを可能にする。しかしながら,信頼できる信号-雑音(SN)比を達成するのに必要な比較的長いデータ収集時間は骨と関連生体材料に関するSSNMRの幅広い適用に主要な限界を残したままである。ここでは,SSNMRにおけるデータ取得時間を加速するため骨組織に関する天然豊富¹³C交差分極(CP)マジック角スピニング(MAS)NMR実験の測定される¹H固有スピン-格子(T₁)緩和時間を短縮するため銅(II)イオンの常磁性緩和性質を使用することによってこの限界を克服することを企てた。この目標に対して30mM Cu(II)(NH₄)₂EDTAの有無で¹H T₁値を測定するためそれぞれ粉末系でI型コラーゲン(ウシ腱),ウシ皮質骨及び脱塩ウシ皮質骨の高分解能固体状態¹³C CPMAS実験を行った。この結果はスペクトル分解能を縮減することなく及びしかる一層高速データ取得を可能にしてウシ皮質骨,I型コラーゲン及び脱塩ウシ皮質骨に対し¹H T₁値をそれぞれファクタ2.2,2.9及び3.2ほど成功裡に縮減できた。更に,鉱物質不在でCu²⁺イオンへ曝露時の特別¹³C NMR共鳴の常磁性消光も観測し,蛋白質主鎖中三種類の主要アミノ酸(グリシン,プロリン及びアラニン)の骨鉱物質表面への相対的近接性を潜在的に示唆した。

シソーラス用語： *骨 ,  *コラーゲン ,  脱塩 ,  ウシ ,  *階層構造 ,  不均一系 ,  *構造特性 ,  データ収集 ,  SN比 ,  医用素材 ,  CP-MASNMR ,  *スピン-格子緩和 ,  緩和時間 ,  銅錯体 ,  アミノ酸 ,  スペクトル分解 ,  高分解能分光法 ,  FWHM ,  ドーピング ,  常磁性 ,  スピン標識 ,  無機質 ,  アクセシビリティ ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  第一アミン ,  窒素複素環化合物 ,  皮質骨
準シソーラス用語： 1型コラーゲン ,  アミン錯体 ,  データ取得 ,  階層化 ,  骨組織 ,  常磁性緩和 ,  生体材料 ,  常磁性プローブ ,  鉱物質 ,  近接性

分類 (2件)： 骨格系  (EJ10030R) ,  有機化合物のNMR  (BM07044Q)

物質索引 (3件)： アラニン ,  グリシン ,  プロリン

タイトルに関連する用語 (8件)： 骨 ,  高分解能 ,  洞察 ,  常磁性 ,  ドーピング ,  固体状態 ,  NMR緩和 ,  研究