抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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三陸の沿岸域における水産加工・流通業の被害は甚大である。今後の地域漁業の復旧・復興はこの分野の復旧・復興を抜きにしては考えられない。現状において,これら業者が営業を再開できている割合は高くない。これは,被災の規模が甚大であったこと,旧債の処理がうまくいっていないこと,インフラが全て失われたこと等が大きく影響している。当該業者の経営再建に対する支援と救済策も実施されているが,利用する事業者の立場からは種々の問題点が提起されている。中核的産地が東日本大震災の被災から新たな復興の方向を探るときに,個別事業者の施設の再建だけでは不十分である。共同物流の組み立て,安心安全のための衛生管理,アジアを包含したグローバル化への対応等を視野に入れた対策が必要である。