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J-GLOBAL ID：201202209238957382   整理番号：12A1497272

脂質膜に埋め込まれた麻酔剤分子 計算機シミュレーション

Anesthetic molecules embedded in a lipid membrane: a computer simulation study

著者 (9件)： DARVAS Maria (Univ. Franche-Comte, Besancon, FRA) ,  DARVAS Maria (Eoetvoes Lorand Univ., Budapest, HUN) ,  HOANG Paul N.M. (Univ. Franche-Comte, Besancon, FRA) ,  PICAUD Sylvain (Univ. Franche-Comte, Besancon, FRA) ,  SEGA Marcello (Univ. Stuttgart, Stuttgart, DEU) ,  SEGA Marcello (Univ. Rome “Tor Vergata”, Rome, ITA) ,  JEDLOVSZKY Pal (Univ. Franche-Comte, Besancon, FRA) ,  JEDLOVSZKY Pal (MTA-BME Res. Group of Technical Analytical Chemistry, Budapest, HUN) ,  JEDLOVSZKY Pal (EKF Dep. Chemistry, Eger, HUN)
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 14  号： 37  ページ： 12956-12969  発行年： 2012年10月05日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 麻酔剤の効果を左右する脂質膜との相互作用の実測を再現できない計算機シミュレーションが少なくない。そこで代表的な麻酔剤クロロホルム,ハロタン,ジエチルエーテル,エンフルランが結合したジパルミトイルホスファチジルコリンの完全水和二重膜の構造と性質を長時間分子動力学シミュレーションで調べ,麻酔剤含有膜への圧力反転問題も扱った。等温等圧アンサンブルを従来の10倍以上長い時間動かし,密度分布,ねじれ角,規則度テンソルを求めた。従来矛盾が起きた原因がシミュレーション時間不足や麻酔剤の差による脂質の応答差であると分った。ハロタンは脂質尾部のエーテル基と弱い水素結合を作るため他の分子と著しく作用が違う。どの麻酔剤でも膜の横方向膨張と結合する尾部の局所不規則性増大が明らかに起き,この変化が加圧により反転すること分った。

シソーラス用語： *麻酔薬 ,  *分子間相互作用 ,  *計算機シミュレーション ,  測定データ ,  再現性 ,  水和 ,  継続時間 ,  *時間依存性 ,  *依存性 ,  末端基 ,  水素結合 ,  膨張 ,  変化 ,  *圧力効果 ,  脂質二分子膜 ,  エーテル ,  脂肪族塩素化合物 ,  脂肪族フッ素化合物 ,  トリハロメタン ,  脂肪族化合物 ,  脂肪酸 ,  レシチン ,  脂肪族臭素化合物
準シソーラス用語： *基質依存性 ,  長時間 ,  *分子動力学シミュレーション ,  無秩序化

分類 (3件)： 分子間相互作用  (BH07020P) ,  全身麻酔薬の基礎研究  (GW03020L) ,  脂肪族カルボン酸エステル・カルボン酸無水物・酸ハロゲン化物・アシルペルオキシド  (CF03210P)

物質索引 (5件)： エンフルラン ,  クロロホルム ,  ジエチルエーテル ,  ジパルミトイルホスファチジルコリン ,  ハロタン

タイトルに関連する用語 (4件)： 脂質膜 ,  麻酔剤 ,  分子 ,  計算機シミュレーション