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J-GLOBAL ID：201202209241661893   整理番号：12A1656934

元の材料のグラフェンシート配向がグラフェン特性に劇的な影響を示す

Graphene Sheet Orientation of Parent Material Exhibits Dramatic Influence on Graphene Properties

著者 (3件)： CHUA Chun Kiang (Nanyang Technological Univ., Singapore) ,  SOFER Zdenek (Inst. Chemical Technol., Prague, CZE) ,  PUMERA Martin (Nanyang Technological Univ., Singapore)
資料名： Chemistry. Asian Journal  (Chemistry. Asian Journal)
巻： 7  号： 10  ページ： 2367-2372  発行年： 2012年 
JST資料番号： W1856A  ISSN： 1861-4728  CODEN： CAAJBI  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 主としてカーボンナノチューブ,及び積層グラフェンナノファイバーから成る2種類の異なるグラフェン発生源に対して,酸化及び熱還元/剥離処理を行った。これら2種類のカーボンナノファイバー状材料は,類似の軸方向及び横方向の寸法を持っていた。それらに酸化及び熱処理を実施した時に,種々に配向した個々のグラフェンシート前駆体が,それらのモルフォロジー,構造及び電気化学的性能に及ぼす影響を検討した。モルフォロジー的及び構造的特性化によって,ナノチューブ及びナノファイバーの化学的及び熱的処理がうまく行われていることを確認した。電気化学的分析により,元の状態の積層グラフェンナノファイバーは,その熱還元生成物の積層グラフェンナノファイバー剥離よりも,及びジッパーの閉まっていないナノチューブから得たグラフェンの多層カーボンナノチューブ剥離よりも,少なくとも2倍高い不均一電子移動速度を与えることが分った。これらの発見は,グラフェンナノ材料製作の理解,及び電気化学的検知,並びにエネルギー蓄積機器への応用に対して意味深い影響を及ぼそう。

シソーラス用語： 電気化学 ,  *炭素材 ,  ナノファイバ ,  ナノチューブ ,  配向 ,  熱処理 ,  酸化 ,  剥離 ,  特性 ,  サイクリックボルタンメトリー ,  化学的性質 ,  X線光電子分光法 ,  モルフォロジー ,  検出 ,  電子移動速度 ,  走査電子顕微鏡 ,  透過型電子顕微鏡 ,  顕微鏡観察 ,  還元 ,  前駆体 ,  *グラフェン
準シソーラス用語： SEM【顕微鏡】 ,  TEM【顕微鏡】 ,  XPS法 ,  *グラフェンシート ,  検知 ,  材料特性 ,  多層ナノチューブ ,  *電気化学的性質

分類 (3件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  無機物質の物理分析一般  (CC03021Q) ,  無機化合物一般及び元素  (CD01010D)

タイトルに関連する用語 (3件)： グラフェンシート ,  配向 ,  グラフェン