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J-GLOBAL ID:201202209375634132   整理番号:12A0747299

プロポリスのポリフェノールの抗動脈硬化および抗血管新生活性

Anti-atherogenic and anti-angiogenic activities of polyphenols from propolis
著者 (11件):
資料名:
巻: 23  号:ページ: 557-566  発行年: 2012年06月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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プロポリスは,ポリフェノールが豊富な樹脂性物質であり,健康改善と病気予防に広く使用されている。動脈硬化性の病変および炎症と血管新生因子に対する異なる種のプロポリスから得たポリフェノールの効果について,LDL受容体遺伝子(LDLr-/-)ノックアウトマウスを用いて調べた。動物には,初期の動脈硬化病変(IAL)または進行した動脈硬化病変(AAL)を誘発させるために高コレステロール食を与えた。IALおよびAAL動物は,それぞれ3つのグループに分け,強制経口投与法により,緑,赤および茶色のいずれかのプロポリス(250mg/kg/日)から得たポリフェノールをそれぞれ与えた。ポリフェノール投与4週間後に動物を屠殺し,血液を採取して脂質プロファイル分析を行った。大動脈根における動脈硬化病変は,定量的リアルタイムPCRと免疫組織化学法により炎症と血管新生因子の遺伝子発現についても解析した。3種のすべてのポリフェノール抽出物が,脂質プロファイルを改善し,IAL動物の動脈硬化病変面積を減少させた。しかし,AALマウスにおいて脂質プロファイルを良い方向に変化させ病変領域を減少させたのは,赤色プロポリスのポリフェノールだけであった。IAL群では,VCAM,MCP-1,FGF,PDGF,VEGF,PECAM及びMMP-9の遺伝子発現は抑制され,一方でメタロプロテナーゼ阻害剤TIMP-1遺伝子はすべてのポリフェノール抽出物により発現が増加した。対照的に,進行した病変では,赤色プロポリスのポリフェノールのみが,他の2種のプロポリスから得たポリフェノールに比べて,CD36を発現抑制し,HO-10およびTIMP-1を発現増加させた。結論として,プロポリスの中でも特に赤色プロポリスから得たポリフェノールは,炎症と血管新生因子の調整を含んだ機構を介して動脈硬化病変を軽減し得る。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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食品の化学・栄養価  ,  循環系の基礎医学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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