ICP-DRC-MS中でのカルシウムの水素化合物形成

JUNG Kyunghun; YOSHIDA Takuma; HASEGAWA Shuichi

文献

J-GLOBAL ID：201202209691720032 整理番号：12A0268053

ICP-DRC-MS中でのカルシウムの水素化合物形成

Hydrogen compounds formation of calcium in an ICP-DRC-MS

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巻： 27 号： 1 ページ： 131-136 発行年： 2012年01月
JST資料番号： C0770C ISSN： 0267-9477 CODEN： JASPE2 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

カルシウムおよびストロンチウム試料を用いた誘導結合プラズマ-ダイナミックリアクションセル-質量分析(ICP-DRC-MS)の様々な実験条件下で,⁴⁰CaH⁺形成を研究した。カルシウムイオンの低エネルギー状態が,より高いエネルギー状態よりもより少ない⁴⁰CaH⁺を形成するため,プラズマ中の⁴⁰CaH⁺形成のプラズマrfパワーへの依存性をまず研究した。⁴⁰CaH⁺形成は,プラズマパワーに依存し,ある程度までプラズマパワーの低下によって抑制された。次に,試料の溶剤を脱イオン水から重水へ置き換えて,界面領域での⁴⁰CaH⁺形成を調べた。⁴⁰CaH⁺の量が,⁴⁰CaD⁺の形成のために減少することが予測された。最後に,カルシウムおよびストロンチウム試料を用いて,DRC中での水素化合物形成へのNH₃セルガスの影響を研究し,NH₃とO₂セルガスの様々な組み合わせを分析し,DRC中での⁴⁰CaH⁺形成を調べた。DRC中での水素化合物形成は,同じ全セルガス流速でさえも,セルガス組み合わせにしたがって変化し,さらにセルへのO₂の付加的な注入によって最低の⁴⁰CaH⁺/⁴⁰Ca⁺比率が得られた。

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無機物質中の元素の物理分析

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