抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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クラウドを利用した商用サービスが広がりを見せているが,これらのサービスの中には利用者のプライバシー情報など機密度の高いデータを扱うものも存在する。そこで,利用者のデータに対してデータに含まれるプライバシー情報を保護したまま,統計処理などの情報処理を行う技術が盛んに研究されている。このような技術の1つである準同型暗号は,暗号化したままで平文に対するある種の演算を行うことが可能な暗号であり,クラウド上でデータを暗号化したまま高い精度で統計情報の算出を行うための技術として有用である。本研究では,複数のサービスが個別に取得したデータを活用するサービスへの準同型暗号の適用を目指して,異なる公開鍵を用いて暗号化された暗号データを有する複数データベースから暗号化したまま統計情報を算出するシステムを提案する。また,提案システムをソフトウェア実装し,速度評価を行うことにより,提案システムが現実的な時間で動作することを示す。(著者抄録)