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J-GLOBAL ID:201202209866671773   整理番号:12A1096086

地中海海綿中の微量元素の比較生物濃縮動力学

Comparative bioaccumulation kinetics of trace elements in Mediterranean marine sponges
著者 (7件):
資料名:
巻: 89  号:ページ: 340-349  発行年: 2012年09月 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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二枚貝類,海草と大型藻類のような海洋生物は,環境汚染評価用のバイオモニターとして一般に使用されているが,広く分布している海綿は,モニタリング計画用の可能性のある有用種としてほとんど注目を受けていない。本研究はでは,いくつかの海綿の微量元素と放射性核種生体内蓄積及び保持能力を,放射性トレーサ技術を用いた種比較研究で推定した。6つの地中海種を,110mAg,241Am,109Cd,60Co,134Cs,54Mn,75Seと65Znの背景溶存濃度に曝露して,選定元素の取込と浄化速度の評価を行った。全体的に,大きな普通海綿Agelas oroides,Chondrosia reniformisとIrcinia variabilisは,曝露の終点で直立性海綿(Acanthella acuta,Cymbaxinella damicornis,Cymbaxinella verrucosa)より高い濃縮係数(CF)を表し,モルフォロジーが金属生物濃縮係数の主要因子であることを示した。この観察を検討して,2つの例外を指摘した,即ち(1)A.acutaは,110mAgが最高CFに達し,浄化条件に置いた場合,大きなAg損失なしに蓄積金属を保持した,(2)C.reniformisは,A.oroidesとI.variabilisと同じようにはSeを蓄積しなかった。これらの結果は,海綿の特異な金属取込性質が,特定の代謝又は種間の対照的バイオ珪化プロセスのいずれかによるものであった。本研究は,海綿が金属汚染のバイオモニタリング用の有用な候補として考えられるとともに,種間の金属依存性特性を実験的に明らかにする必要があることを実証した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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重金属とその化合物一般  ,  動物に対する影響 
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