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J-GLOBAL ID：201202210105533243   整理番号：12A1421697

孔隙構造及び表面化学特性がKOH-賦活多層カーボンナノチューブによるエチルベンゼン及びキシレン異性体の吸着に与える影響

Influence of the pore structure and surface chemistry on adsorption of ethylbenzene and xylene isomers by KOH-activated multi-walled carbon nanotubes

著者 (3件)： YU Fei (School of Environmental Sci. and Engineering, Shanghai Jiao Tong Univ., Shanghai 200240, CHN) ,  WU Yanqing (School of Environmental Sci. and Engineering, Shanghai Jiao Tong Univ., Shanghai 200240, CHN) ,  MA Jie (State Key Lab. of Pollution Control and Resource Reuse, School of Environmental Sci. and Engineering, Tongji Univ. ...)
資料名： Journal of Hazardous Materials  (Journal of Hazardous Materials)
巻： 237-238  ページ： 102-109  発行年： 2012年10月30日 
JST資料番号： B0362A  ISSN： 0304-3894  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 孔隙構造及び表面化学特性がKOH-賦活多層カーボンナノチューブによる単環芳香族化合物の吸着に与える影響を調査するため,異なる比表面積(SSA)及び表面酸素含量を有するKOH-賦活多層カーボンナノチューブ(MWCNTs)を調製した。その結果,4種の試験化学物質の吸着は,CNTs-K1(MWCNTs:KOH=1:1),CNTs-K4(MWCNTs:KOH=1:4)及びCNTs-K6(MWCNTs:KOH=1:6)に対して2-3, 7-9及び10-13倍だけ強化され,吸着係数の比率に合致した。エチルベンゼン及びキシレン異性体(EX)の賦活MWCNTsによる吸着特性は,メソ細孔容積及びヒドロキシル基に著しく依存した。吸着能(或いは吸着親和性)とメソ細孔容積或いはヒドロキシル基の間に,強い正の相関を認めた。メソ細孔の充填は,単純なSSAの増大よりも寄与度が高く,単環芳香族化合物の賦活MWCNTsへの吸着を支配する主要機構である可能性がある。低濃度域でのヒドロキシル基は,水中MWCNTsの拡散を助長し,水相吸着に有利に働く可能性があるが,EX吸着阻害を起こす大量の水クラスタ形成には不十分である。本研究は,物理化学的性質が単環芳香族化合物の賦活MWCNTsへの吸着に与える影響に関する最初の系統的,定性的,定量的研究で,その結果は,下水処理においても多孔性と表面化学特性の相乗効果が存在する事も明らかにしている。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *下水処理 ,  *芳香族化合物 ,  多層カーボンナノチューブ ,  水酸化カリウム ,  活性化 ,  異性体 ,  吸着剤 ,  吸着等温式 ,  吸着平衡 ,  分離効率 ,  性能分析 ,  中華人民共和国 ,  比表面積 ,  アルキルベンゼン
準シソーラス用語： キシレン ,  酸素含量

分類 (2件)： 下水,廃水の物理的処理  (SC03040L) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W)

物質索引 (1件)： エチルベンゼン

タイトルに関連する用語 (8件)： 化学特性 ,  KOH ,  賦活 ,  多層カーボンナノチューブ ,  エチルベンゼン ,  キシレン ,  異性体 ,  吸着