文献

J-GLOBAL ID：201202210186842920   整理番号：12A0061256

構造異性体のPTR-MS選択性の開発 ケーススタディーとしてのモノテルペン

Development of PTR-MS selectivity for structural isomers: Monoterpenes as a case study

著者 (5件)： MISZTAL P.k. (Centre for Ecology & Hydrology, Penicuik EH26 0QB, GBR) ,  MISZTAL P.k. (School of Chemistry, Univ. of Edinburgh, Edinburgh EH9 3JJ, GBR) ,  HEAL M.r. (School of Chemistry, Univ. of Edinburgh, Edinburgh EH9 3JJ, GBR) ,  NEMITZ E. (Centre for Ecology & Hydrology, Penicuik EH26 0QB, GBR) ,  CAPE J.n. (Centre for Ecology & Hydrology, Penicuik EH26 0QB, GBR)
資料名： International Journal of Mass Spectrometry  (International Journal of Mass Spectrometry)
巻： 310  ページ： 10-19  発行年： 2012年01月15日 
JST資料番号： D0625A  ISSN： 1387-3806  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： プロトン移動反応質量分析(PTR-MS)は高周波数検知と気相の揮発性有機化合物(VOG)の定量化に非常に有用な手段であるが,温和なイオン化は構造異性体の識別が困難なことも意味する。例えば,今日までのところ,モノテルペンの濃度の和を測定することだけが可能であり,これは,普通,一定ドリフト電圧と定圧の下でm/z81及び137によって観察する。本研究で,交互変換ドリフト電圧(AD)モードで操作すればPTR-MSは個々のモノテルペンを識別できることを示した。この方法は次の原理に基づく。即ち,与えられたモノテルペンのフラグメンテーション/クラスタリングのために僅かに異なるエネルギーが必要で,それにより,ADモードにおいて各モノテルペンは異なるフラグメンテーション時間を持つ。従って,バックグラウンドを差引いた標準のフラグメンテーション解析により,各モノテルペンのパーセントをそれらの和の絶対濃度の中で計算することができる。モノテルペンを例として選んだが,この方法はセスキテルペンやメチルビニルケトン/メタクロレインのような構造異性体にも有効であると思われる。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *単環モノテルペン ,  アルキルベンゼン ,  オレフィン化合物 ,  脂環式炭化水素 ,  *二環モノテルペン ,  不飽和炭化水素 ,  架橋化合物 ,  ジエン ,  *質量分析 ,  フラグメンテーション ,  条件 ,  因数分解 ,  *構造異性体 ,  脂環式化合物
準シソーラス用語： スキャン条件 ,  *プロトン移動反応質量分析 ,  正行列因子分解

分類 (3件)： モノテルペン,セスキテルペン  (CF10022A) ,  質量分析  (CC03013N) ,  分子の幾何学的構造一般  (BH05021S)

物質索引 (7件)： 3-カレン ,  d-リモネン ,  p-シメン ,  α-ピネン ,  α-フェランドレン ,  β-ピネン ,  γ-テルピネン

タイトルに関連する用語 (5件)： 構造異性体 ,  PTR-MS ,  開発 ,  ケーススタディー ,  モノテルペン